日当たりの良いウッドデッキに鉢植えを集結

冬に数回雪が少しだけ積もる

下画像は2021年1月の積雪。積雪は年に数回の庭である。
雪をかぶっているのはアカンサスモリス・タスマニアンエンジェル。寒さに強い植物なので、この時もほとんど被害はなかった。

雪に埋もれるアカンサスモリス・タスマニアンエンジェル
埋もれているのはアカンサスモリス・タスマニアンエンジェル:20210108撮影

ここに住み始めてから冬囲いなどせず、寒さに弱い鉢植えはウッドデッキの屋根下で冬越しさせていた。
日当たりの良い場所に置けばゼラニウムなどは冬も開花を続け、シャコバサボテンも冬越しできていたのだが、2021年1月の寒波で、ゼラニウムは持ち堪えたもののシャコバサボテンは枯れてしまった。

そこで、昨年から鉢植えの冬囲いを始めた。

2022年はプチプチと不織布で簡易温室

今年は建物南面のウッドデッキに沿うようにプチプチと不織布で温室めいたものを作った。

ウッドデッキには夏の水耕栽培トマトや、グリーンカーテンとして育てている葡萄のために常時ワイヤーが取り付けてある。そこにプチプチを養生テープと洗濯バサミで固定した。

プチプチの下部と上部は縦ワイヤーを挟んで両面からテープで止めて、下部はさらに水受けに使用しているプラトレイを押し付けてプチプチが浮かないようにしている。

プチプチで簡易温室
3側面はプチプチで囲った:20221210撮影

プチプチをコの字型にしているのは横風を防ぐためだ。

植木鉢のいくつかには園芸支柱を刺して、側面のプチプチと上部および建物側を覆う不織布を支えている。不織布は園芸支柱のいくつかに洗濯バサミで固定して空間を確保した。不織布の裾は園芸支柱を巻きつけて重しにしてある。

プチプチと不織布で簡易温室
建物南面にて冬囲い:20221202撮影

水やりは不織布をめくって行う。

簡易温室に囲い込まれた鉢植えメンバーは、数鉢のゼラニウムの他、ハイビスカスとオリズルランがひと鉢づつ。

プチプチと不織布の簡易温室の中のゼラニウム
ハイビスカスとオリズルランもひと鉢づつ混じっている:20221213撮影

ハイビスカスの蕾は落ちてしまったが、今のところ葉にダメージはない。ゼラニウムは冬の間も開花してくれそうだ。

ハイビスカスがこの方法で越冬したら、来年は地植えして冬前に株周辺に園芸支柱を立てプチプチと不織布で冬囲いする予定だ。

露天でのゼラニウム越冬

下画像は挿し木のゼラニウム。親株は温室の中にある。
秋遅く、剪定枝を刺しておいたら根付いた。こちらは株元に腐葉土をかぶって冬に立ち向かう。

昨年の冬を耐えた地植えゼラニウムがあって、この植物は思っていたより寒さへの順応性が高いのかと思い始めている。小さな挿し木のゼラニウムが他に数株あって、揃って露天で冬越しする。

挿し木のゼラニウム
挿し木のゼラニウム:20221209撮影

月桃は不織布+株元マルチ

鉢植えから初めて、地植え3年目の月桃。南国の植物だ。

地植え1年目に露天で深いダメージを受け、昨年は場所を変えて不織布をかぶって越冬した。
現在草丈60センチほど。今年も昨年同様の越冬体制。

月桃の越冬準備
月桃はこの場所で2年目の越冬:20221211撮影

グレビレアとマンガベ・ムーングロウは露天にて

昨年、不織布をかぶって越冬した地植えグレビレアが2本ある。ピーチアンドクリームとココナッツアイス。下画像はココナッツの方。

今年は露天で様子を見る。樹高2メートルほどに育つことを期待していて、そのサイズになると冬囲いは難しい。今年の冬を耐えられるか正念場である。

グレビレア・ココナッツアイス
昨年は不織布をかぶって越冬:20221204撮影

レイズドベッドにあるマンガベ・ムーングロウも少し寒さに弱い。
昨年は葉にダメージを受けたが、回復した。今、不織布をかけるか葛藤中。

マンガベ・ムーングロウ:mangave-moonglow
2年目の冬を迎えるムーングロウ:20221208撮影

初の冬越し、アロエ・ストリアツラ

ムーングロウの傍にある耐寒性アロエは初の冬越し。マイナス7度まで耐えるとあるので楽観しているが、心配ではある。ここは建物の西側で午後にならないと直射日光が差さない。

アロエ・ストリアツラ:Aloe striatula
アロエ・ストリアツラは初めての冬を迎える:20221212撮影

でも、上述の露天越冬ゼラニウムはこのアロエから30センチの場所で今も花を咲かせている。きっと大丈夫だ。