鳥のフン?に見えないこともないけど
台風明けにウッドデッキに設けた猫部屋を掃除していたら、モンクロシャチホコが金網に刺さっていた。
枯葉が丸まったようなモンクロシャチホコ成虫
強風に宙を舞った枯葉が金網に引っかかっていると思ったのだ。
この枯れ葉を取り除こうと触ったらピッと跳ねたものだからびっくり。
床に落下した枯れ葉をよく見ると・・・蛾、だよね。
カメラをかなり近づけて撮影したのだが、全然動かない。死んでる?いや、さっき跳ねたよね、君。
猫たちに見つかる前にと拾い上げて、猫小屋の外のウッドデッキの床に散らばる枯葉の側に置いてみた。
全然動かない。「私は枯葉だ」と念じているのかな?
写真を撮った後に図鑑で調べて、モンクロシャチホコと判明。枯葉に擬態しているとばかり思っていたら、鳥のフンに見せかけているらしい。間違って失礼いたしました。
リンゴの葉にプリプリした幼虫が10匹
成虫を見かけて20日後、猫小屋に面した東の庭のリンゴの葉裏に、赤い芋虫集団がいることに気づいた。プリプリした肉付きの胴体に柔らかそうな毛がまばらに生えている。これは知ってる。以前にもリンゴにやってきたモンクロシャチホコの幼虫だ。
庭には2本のリンゴの木があるけれど、この葉裏にいた10匹以外は見つけられなかった。
幼虫たちはスクスク育ち、10日後には体色は黒っぽく、白かった毛は黄色に変化。フンを撒き散らしつつモグモグとすごい勢いで葉をかじっている。確認できたのはこの6匹。4匹はどこに行った?
ふとこの枝の下方を見ると、オオカマキリが1匹の幼虫を捕らえて食べていた。他の3匹も喰われたんだな。人間の味覚でも美味いとされるモンクロシャチホコの幼虫、カマキリも一心不乱にモグモグ。
この庭にいる肉食の生き物は、カマキリの他、バッタではニシキリギリス、ヤブキリ、クダマキモドキなど。常時アシナガバチ数種(庭に巣が3つある)が庭をパトロールしているし、時々スズメバチも来訪、樹上性のニホンアマガエルも住んでいる。さて、何匹が生き延びられるか。
その後、モンクロシャチホコの幼虫は5匹に数を減らした。そして9月6日には庭から消えていた。喰われたのかな?蛹化したのかな?
リンゴの葉裏で毛虫がシャチホコポーズ! リンゴは芋虫たちに人気があって、作年に引き続きリンゴケンモンを1匹、そして今年初顔の毛虫モンクロシャチホコを2匹見つけた。 秋の園芸シーズンの受難者:リンゴケンモン 暑さも落ち着い …