秋まで生き延びたカマキリたち

アカネコの庭で生まれたカマキリたち、いく匹かは成虫になり、あちらこちらでカマをもたげた精悍な姿を見せてくれる。
そして先日、オオカマキリの交尾を目撃!である。

今回紹介するのは南側のウッドデッキにほぼ常駐しているカマキリたちだ。

葡萄安芸クイーンに常駐のオオカマキリ

下は、西の庭から誘引しているブドウ「安芸クイーン」の枝のコスズメの幼虫と、オオカマキリのツーショット。これから狩をするところを邪魔したかもしれない。遠巻きに見守っていたのだがなかなかアクションを起こさず、この後の展開は不明である。

ぶどうの枝でオオカマキリと芋虫(コスズメの幼虫)が遭遇
しばらく観察するも両者に動きなし:20191002撮影

葡萄から屋根に移動

東の庭からもウッドデッキにブドウ「ヒムロッドシードレス」を誘引していて、そこにも別のオオカマキリが住んでいる。

10月10日ブドウの枝を離れて、ウッドデッキの屋根に移動していた。

ウッドデッキの屋根のオオカマキリ
ぶどうの誘引があるウッドデッキの屋根にて:20191010撮影

10月12日:オオカマキリの交尾:1回目

10月12日10時18分:上の写真を撮影した場所から1メートルほどのところで交尾中のオオカマキリたちを発見。背中に乗っかっている小さい方がオスだ。

交尾中にメスカマキリがオスカマキリを食べることがあるらしい。余計な刺激を与えないように離れたところから撮影である。

ウッドデッキの屋根で交尾中のオオカマキリ
刺激しないようにそっと撮らしてもらった:20191012撮影10:18

インターバルか?

同日11時31分:1メートルほど移動していた。オスかまきりはなんとか無事に交尾を終えたようだ。ぐしゃぐしゃになっていたメスカマキリの羽も元どおり。離れるタイミングを図っているのかもしれない。今回も遠目に撮影。

ポリカの屋根に逆さまにぶら下がるオオカマキリのオスとメス
交尾は終わったようだ:20191012撮影11:31

オオカマキリの交尾:2回目

同日15時56分:ほぼ同じ場所で2回目の交尾。相性の良いカップルなのかな?同じオスとメスで複数回交尾するとは知らなんだ。

雨どいにつかまって交尾しているオオカマキリのオスとメス
二度目の交尾?20191012撮影15:56

10月24日:メスのオオカマキリに遭遇

交尾をしていた場所から3メートルほど離れた場所で、メスのオオカマキリに威嚇された。推測だが、上の写真の個体ではないかな。

ほぼ日と言っていいほど、庭でカマキリに遭遇するが、こんな風にカマを振り上げられたのは初めてである。お腹が大きく見えたので卵を産む場所を探してるのかと思い、邪魔しないようにそっとしておいた。

両手のカマを振り上げて威嚇するオオカマキリのメス
お腹が大きいメスのオオカマキリ:20191024撮影

オオカマキリのメスの死:産む前か産んだ後か判別できない。

翌日25日。どこかにカマキリの卵嚢はないかとメスのいた場所を確認しに行くと、同じ場所に仰向けになった瀕死のメスカマキリが・・・。

実はこの場所、よそ猫グレオの日向ぼっこポジションに近い。もしかすると運悪くグレオに見つかったか?

けれど、体に傷がある様子はない。それにお腹がへしゃげているようにも思えた。昨日の画像を再度確認すると、この時すでにお腹が緩んでいるようにも思える。卵を産み終わって寿命が尽きたのか?

パートナーのオスかまきりを発見

彼女が死んだ場所から1メートルほど離れた網戸にオスのオオカマキリを発見。羽の色などから交尾のパートナーだったオスではないかと推測。まだまだ動きは俊敏だ。

網戸上でカメラを睨むカマキリ
パートナーだったオスに似ている:20191025撮影

翌日、彼はこの場所から姿を消していた。新しいパートナーを探して移動したのだろうか。

卵嚢探すも今のところ発見できず・・・

オオカマキリのメスが果たして無事出産を終えたのかを確認すべく、卵嚢を探している。彼女が倒れていた近くでは発見できていない。見落としているだけなら嬉しいのだが。