吸蜜中のヒメクロホウジャク

ホウジャクはホバリングの達人なのだ

ハチドリ?いや、スズメガです。ホシホウジャクとヒメクロホウジャク

蜂のような羽音を立ててハチドリのようにホバリングしながら吸蜜するホウジャク2種が、アカネコの庭のあちこちでブンブンブン。ホシホウジャクとヒメクロホウジャクだ。どちらも日中、花の蜜を求めて飛びまわるのだ。

ホシホウジャクはルリマツリの周りでブンブンブン

よく、ルリマツリの蜜を吸っているところに遭遇する。
以前はホバリングしているところしか見かけなかったが、最近、止まっている姿を見せてくれるようになり、じっくり羽を眺めることができた。飛行中は撮影してもブレてしまうのだ。

下は、7月に飛来したホシホウジャク。

ルリマツリを吸蜜中のホシホウジャク
ホバリングで吸蜜中:20190716撮影

羽ばたいているときにはかろうじて淡いオレンジ色の差し色が判別できる。

秋、静止しているホシホウジャク

10月に入り、羽をたたんでいるホシホウジャク4匹に遭遇。
1匹目はやはりルリマツリの花にいた。

ルリマツリの花にとまったホシホウジャク
大きな目が可愛い:20191001撮影

目が大きくて、丸めた口吻が黒いくちばしのように見えて、蛾というよりは鳥のようにも。

下は、ウッドデッキの桟に捕まっているホシホウジャク。
羽をたたんでいるときはオレンジ色の部分は全く見えないが、密に詰まったベルベットめいた鱗粉が描く文様が美しい。
ずんぐりぽっちゃり体型に、ちょんと前に揃えた短い前足、ピコッとあげたお尻、可愛いではないか。

ウッドデッキの桟にとまったホシホウジャク
飛行機のようだ:20191002撮影

下のホシホウジャクは成虫になって日が経っているのか、かなり鱗粉が散り落ちているようだ。

糸杉にとまった少し羽の傷んだホシホウジャク
少し羽が破れている:20191006撮影

上の個体の1メートルほどの距離に、別の一匹が。
こちらはまだ鱗粉が揃っている。

山茶花の葉にとまったホシホウジャク
こちらはピカピカの羽:20191006撮影

ヒメクロホウジャクは大分の県鳥メジロを彷彿

ウッドデッキのゼラニウムの鉢植えにやってきたのはヒメクロホウジャク。こちらはメジロに似た渋い緑のスズメガだ。
こちらもホバリングの名手。
羽はまたしてもブレて写っていない。

吸蜜中のヒメクロホウジャク
羽が全然写ってない:20190922撮影

連写したところ、丸めていた口吻を解く様子が確認できた。

ヒメクロホウジャクの口吻の動き
左上、右上、左下、右下の順番で撮影:20190922撮影

ホウジャクの頭にはニョキッと棍棒のような触角が生えている。これがウサギの耳に似て、さらに愛らしさをプラスしているのかも。お尻はシャコの尻尾みたいだ。

吸蜜中のヒメクロホウジャク
大分の県鳥メジロみたいだ:20190922撮影

ホシホウジャクとヒメクロホウジャクの幼虫が大好きなヘクソカズラ

双方のホウジャクが芋虫時代に好んで食べるのがヘクソカズラ(屁糞葛)。ツル性の植物で我が家では西の庭の柘植に巻き付くように繁茂していた。

7月には粉雪をまぶしたように密集して蕾をつけ、先っぽだけ開いた花の中央は赤色、もやもやと長い産毛が花芯を覆う。名の通り、触ると独特な匂いがあるが、見るぶんには可愛い花である。

ヘクソカズラ(屁糞葛)の花
可憐な花ではある:20190702撮影

幼虫の姿は確認していないが、上記のホウジャク達もこの群生を食べて育ったかもしれない。
野草たちと共存しているといろんな生き物と会えるのだ。