11月のツチイナゴ
9月中旬にショウリョウバッタの変死体を見つけて以来、次の犠牲バッタをついぞ見かけず、この庭での疫病流行はないかと安心しかけていたところ、ついにツチイナゴがやられてしまった。それも2匹である。
死んだバッタの画像あります。苦手な方はご注意を!
ツチイナゴの日向ぼっこ
めっきり昆虫の数が減ったが、暖かい日、ツチイナゴたちは日光浴をする姿を見せてくれる。
朝日の当たるレモンの枝には一度に3匹のツチイナゴが集結してたこともある。
ツチイナゴ、ロシアンオリーブ(ホソバグミ)を食す
昼前から日が沈むまで日に照らされるロシアンオリーブの枝も日光浴に最適らしく、よく彼らを見かけるのである。
下の画像では周りに食害跡がある?グミも食べるのかな?
上の写真の翌日、同じツチイナゴが別の枝にいるのを発見。まだみずみずしい齧り跡のある果実が見える。少し渋みのあるこのグミも彼らの好物と判明。
人間たちもちょっとだけ果実酒用に収穫済みのロシアンオリーブ。葉っぱも冬になれば落ちてしまうので、好きなだけ食べてもらって構わない。
3メートル飛翔、ツチイナゴまだまだ頑張る
気温の上がる日中には活動量も上がり、下の個体はざっと3メートルは飛んだだろうか。
ご飯も食べているようだし、まだジャンプもできる。元気な彼らの日常に接してエントモファガグリリのことなんか忘れていたのだが・・・。
エントモファガ・グリリの犠牲者発見
左は11月14日、落葉の進んだ白式部の枝で死んでいたツチイナゴ。少し乾燥が進んでいるので死後数日経過しているかもしれない。強風で白式部の葉が散り、隠されていた死体が発見されたのだ。
右は翌15日、レモンの枝先にて果てていた。おそらく昨日まで生きていたのではないかな。先日この木で日光浴していた3匹のうちのどれかだろう。
枝ごと切り取ることに
このまま置いておくと彼らの体から胞子が飛んで飛散してしまう。それにこんな姿になった彼らのその後の変化を観察するのは気が進まず、枝ごと切り取ることになった。
エントモファガ・グリリに行動を支配された彼らの足は、死んでもしっかりと枝に絡みついて離さないのである。