蛾の幼虫の毒のある・なし、蛹越冬・芋虫越冬
冬が近づくと、庭で芋虫を見かけては無事に越冬できるのかと、勝手に心配している。
毛虫と芋虫の画像があります。苦手な方はご注意を。
渋めの色調のマツガレハは毒あり・幼虫越冬
1匹のマツガレハの幼虫がワイヤーの上を歩いていた。我が家に松はないが、今年の春、隣家の松に終齢幼虫の集団発生があった。駆除されたはずだが、サバイバーがいて産卵したのかもしれない。

この幼虫は翌日もこの場所に止まり、7日朝には姿を消していた。
幼虫のまま枯れ葉の下などに潜り寒さをやり過ごす。春になると姿を現し好物の松の葉をモグモグ食べ始める。毒があるので素手厳禁だ。
フワフワ毛のリンゴケンモンは毒なし、蛹越冬
リンゴの木にリンゴケンモンの幼虫が1匹だけいた。去年のキバラケンモン大量発生時にこの蛾のことを知り、名前にリンゴがついているんだからそのうち現れるだろうと思っていた。
毛先が緩くカールしたフワフワした細毛の持ち主で、毒虫っぽいが、毒はない。

足元に糸で綴った足場のようなものの上にいる。リンゴケンモンは蛹で冬を越す。リンゴは落葉樹なので、ここで繭になったら葉っぱごと風に飛ばされてしまいそうだ。
7日、小雨の朝、同じ場所で雨に濡れていた。食事した様子はない。冬になる前に無事サナギになれますように。

バラを食べるベージュ色の芋虫
西の庭の名無しの白薔薇に数日滞在中の芋虫がいる。手持ちの図鑑で調べたけれど、種を特定できない。

せっかくの花を食べられてしまうが、いずれ剪定する場所だ。人間は花を眺めるだけ。虫たちは花で命をつなぐ。
それに、今このバラの木にいるのは1匹だけだ。名無しの白薔薇は冬に向けていくつもの蕾をもたげ、いまだ花をつける気満々でいる。
