虫にかじられつつも果実肥大中
2020年、50あまりの花房をつけたヒムロッドシードレスである。伸びすぎた枝のカットと誘引はしているが無肥料・無農薬だ。なので虫にかじられ、ちょっと病気になりながらも、去年よりは確実に豊作の気配。
強剪定・肥料なし・無農薬で頑張るヒムロッド
6月末のヒムロッドの様子。枝の間引きはしていない。道路方向に伸びた枝や、ウッドデッキの天井に到達したものはそこでカット。厚く重なるような枝もどちらかをカットするような感じでグリーンカーテンを作っている。
袋がけを10個だけしてしてみた。房作りはやっていない。
葡萄の袋の中にブドウトリバの成虫
別のページでスズメガ(コスズメ)の幼虫たちのことを書いたが、他にも葡萄好き昆虫はいる。
ある日、ブブブブとグリーンカーテンから異様な音がして、出どころを探るとヒムロッドシードレスの房にかけた袋の中から聞こえる。
袋を外すと中に小さな虫がいた。
このトゲトゲしいシルエット。ブドウトリバである。
以前、枝の中を食いすすんでいた芋虫を見つけて、ブドウトリバの幼虫と推測、成虫との遭遇をちょっとだけ期待していた。どうやら幼虫時代に袋がけされ、羽化したはいいが囚われの身となったらしい。
このブドウトリバ、手足はトゲトゲしいが、翅の下にふんわり綿毛がついている。漢字で「葡萄鳥羽」と書くのはこれが羽毛みたいに見えるからだろうか。
この蛾がいた葡萄の房に齧り跡があったのは、幼虫時代の食事痕かもしれない。
葉巻虫とハダニ
下の画像のように端っこがクルンと巻き上がった葉があちこちにある。器用に糸でくっつけられた円筒の中には、黒くパラパラした大量のフンだけがあったり、時々あるじの芋虫もいたりする。
ヒムロッドが枯れることはあるまいとそのままにしている。
それより気になっているのは下の画像。おそらくハダニ。雨がまったくあたらない場所の葉にだけ発生中だ。「やさお酢」の出番かな?と思いつつ、これも放置。
黒とう病と晩腐病?
下は、雨に濡れる場所の房にできたもの。左のポツポツと黒い点々があるのは黒とう病と判断。右はよくわからない。
さすがにこの画像の2房は、撮影後にカットして廃棄した。
元気な証?気根と真珠腺
スズメガの幼虫を探していたら、古い枝から根っこが出ているのを発見。去年まで見なかったものである。気根と呼ぶそうな。湿度が高かったりすると出るようで、気にしなくて良いとのこと。
そしていくつかの枝には今も真珠腺がポツポツ。元気の印と見て良いのかな。
今年は少しだけサイズアップ
下は、味見のために採取したもの。ブルーベリーの大きさだった去年に比べてサイズアップしている。
まだ固く、酸っぱかった。
未だにわからない、ヒムロッドシードレスの収穫タイミングである。
葡萄の食べどきは虫たちが教えてくれた 栽培開始から4年目を迎えた無肥料・無農薬のヒムロッドシードレスである。大食漢の芋虫(コスズメの幼虫)やコガネムシにあちこちかじられながらも、50ほどの花房が徐々に充実。いつ収穫すべき …