無農薬・無肥料の名無しの金柑果実で甘露煮

2017年に地植えした金柑。今までもポツリポツリと実っていたが、今年初めて甘露煮できるだけの量が採れた。

品種は不明なれど、そこそこ甘く生食できます

2017年にホームセンターで購入した。この金柑、実は品種を間違えて入手した。

店頭に「ぷちまる」という金柑の苗木が複数本あり、どれを買うか枝振りを吟味。
これだ!と思った苗木を入手して持ち帰り、植え穴を掘って苗をポットから出す段階で「ぷちまる」じゃないことに気がついた。

つまり、枝振りのチェックに集中しすぎて、いつの間にか隣にあった別の品種の苗に惚れて連れ帰ったということだ。
ラベルには「金柑」としかなく、品種はわからない。

初めての冬を越した金柑の若木
朝から昼過ぎまで陽の当たる場所:20180324撮影

植えた場所は東の庭、朝から午後3時頃まで陽の当たる場所。夏は梅の木が朝の光を若干遮る。植え込み時に「果樹の土」を使い、以降、無肥料、無農薬。

植えた翌春の収穫は12個。早く取りすぎて青味が残っている。

金柑の初収穫は12個
地植して翌春の収穫:20180224撮影

それ以降も収穫量は芳しくないが、この木は毎年アゲハチョウたちを呼び寄せて人間たちを楽しませてくれていた。

5年目で甘露煮に十分な量を初収穫

2017年に植えて今年2022年。樹高1.7メートルほどで、枝振りは貧弱ながらも今までにない数の着果。

5年目の春を迎えた金柑の木
無肥料栽培の金柑:20220207撮影

齧ってみると、そこそこ甘く、苦味はそれほど気にならない。種は多いが生食も、まあいける。

庭で収穫した金柑
初めてまとまった量が採れた:20220207撮影

最初の茹でこぼしを忘れる

砂糖で甘く煮てみることにして、ヘタを落としてさらに半分にカット、種を爪楊枝で取り出した。
(ヘタのところはもっと小さく切り落とすべきだったかな?もったいないことをした。)

ヘタを落として輪切りにした金柑の実
この後、爪楊枝で種を外した

で、鍋に適当に水を入れ、種を取り出した金柑を投入して火にかけた。

本来なら渋みを取るために一度、湯を変えるのだが、ついうっかりそのまま白砂糖を投入。
砂糖の量も適当。味見して好みの甘さでいいと思うのだ。今回はあっさりとした甘さにとどめてみた。

柔らかく煮上がったところで、火を止め、一晩置いてもう一度火にかけておしまい。いつだって適当なのです。

金柑の砂糖煮
柔らかジューシー

白いワタの部分が甘味を含んで柔らかな口当たり。
茹でこぼさなかったゆえの苦味もアクセントになり、金柑の香りもかえって強くなってよかったんじゃなかろうか。

紅茶のお供に供して数日で食べ尽くした。

金柑の砂糖煮
紅茶と一緒にいただきます

ご近所の方から、「来年からもっとたくさん実がなるよ」と教えてもらった。期待膨らむ金柑なのだ。