花ぶるいも甚だしい安芸クイーンなのである

建物南面の日差しを和らげるために、2本の葡萄(ヒムロッドシードレスと安芸クイーン)をグリーンカーテンとして育てている。栽培7年目を迎え、ヒムロッドの方は100を超える房を収穫するようになったが、安芸クイーンは全然ダメなのである。

安芸クイーンの凄まじい花ぶるい

花が咲いても花ぶるいが激しく房に少ししか実が残らない安芸クイーン。特に下画像のように濃い日陰となる場所の房は壊滅状態。

安芸クイーンの花ぶるい
日当たりが悪い房は壊滅状態:20230603撮影

下画像のように、若干でも粒が残れば良い方なのである。そしてこの粒も肥大はするが熟さず硬いままに萎れるのがここ数年の我が家の安芸クイーンである。

安芸クイーンのいくらか残った果実にジベレリン処理をする
スカスカの房にジベレリン処理してみる:20230603撮影

安芸クイーンの満開時から3日後までに1度目のジベレリン処理(無核化)をすると花ぶるいを抑えられ、満開10日〜15日後に2度目(果粒肥大促進)の処理をすると色づきが良いらしい。

安芸クイーンに種があっても構わないし、激しい花ぶるいでかえって房づくりの手間が省ける気もするし、ただ、熟して欲しいだけなのである。よって、果粒肥大促進目的のジベレリン処理を試してみることにした。

有核栽培で1回処理の場合、満開10日〜20日後にジベレリン25ppmの溶液に果房浸漬と使用説明書にあるが、開花の進行がまちまちでタイミングが難しい。

6月3日ジベレリン処理:ヒムロッドと安芸クイーンに溶液を使い回し

安芸クイーンの房数は少ないので、ヒムロッドシードレスにもジベレリン処理を試してみることにした。こちらはもとより種無し品種なので果実肥大を目的とするものとなる。

ヒムロッドのジベレリン溶液の濃度は100ppm、安芸クイーンの濃度は25なので、まず濃い溶液でヒムロッドを処理したのち、その溶液を薄めて安芸クイーンに使いまわすという算段だ。

ヒムロッドのジベレリン処理は着粒後に行うとあるが、下画像のようにかなり粒が大きくなっている。大丈夫かな。

ヒムロッドシードレスをジベレリン処理
ヒムロッドを100ppmで:20230603撮影

ヒムロッドは20房ほど処理したのち、安芸クイーンはほぼ全ての房の処理を行った。

6月16日:ジベレリン処理から約2週間経過

ヒムロッド

下画像の右の房のみジベレリン処理をしている。果実の肥大状況に差が出てきたようだ。

ヒムロッドシードレスのジベレリン処理有無の違い
右だけジベレリン処理してある:20230616撮影

下はウッドデッキの外側から見たヒムロッド。こちら側にはジベレリン処理はしていない。

ウッドデッキに誘引中のヒムロッド
いくらか雨に濡れるが袋がけはしない:20230616撮影

安芸クイーン

ほぼ全部の房に処理を行ったので比較対象はないけれど、順調な気がしている。

ウッドデッキに誘引したブドウ(安芸クイーン)
日当たりの良い場所の房:20230616撮影

今現在の病気と昆虫

今年は病気がほとんどない。この雨で発生した黒とう病も下画像の一枝のみで、カットして廃棄した。

葡萄の葉の黒とう病
ヒムロッドの若葉に発生:20230611撮影

毎年の常連昆虫は今年も元気に顔を出す。

マメコガネは相変わらず集団行動で葉をレース状に穴だらけにしているが、他にもバラの花びらなど好物がいろいろあるようで、葡萄にさほどの被害はない。

葡萄の葉を食べるマメコガネ
一枚の葉を集中して食べる:20230616撮影

ウメスカシクロバの幼虫もあちこち発生しているけれど、下画像ほどに成長するとアシナガバチに刈られて姿を消す。

ウメスカシクロバの幼虫
触らないように要注意:20230616撮影

ただ、幼虫がどこにいるかわからないため、ウッドデッキを歩く際は葡萄の葉に極力触れないように注意している。

ウッドデッキにぶら下がる安芸クイーン
背をかがめて行き来する:20230616撮影

もう一種の常連芋虫コスズメは小さな幼虫を1匹見かけただけである。ちょっと寂しい。