2016年に購入した2品種のブドウ。鉢栽培ののち、2018年にヒムロッドシードレスを、翌2019年に安芸クイーンを地植えにした。
日当たりの良いウッドデッキに這わせているが、例年より雨の少なかった冬を経て、この春は花房が少なめだ。
水不足?昨年に比べて花房が少なめヒムロッドシードレス
心持ち、発芽が遅かった気がしている。所々まだ動いていない芽もある。伸び始めた枝の生育も例年に比べ遅かったが、まとまった雨のあと枝の伸長がスピードアップ。地植えしているため、年間を通して灌水していなかった。この春先、水が足りなかったかもしれない。
毎年新枝の5つ節までに2つの花房をつけるが、今年は1房だけのもの、全くないものがチラホラ。
建物南側ウッドデッキの側面を埋めるグリーンカーテン。その半分を受け持つヒムロッドシードレスだ。
地植えして5年目。鉢栽培していたそのままを1/3ほど地面に埋めている。植木鉢から根は地中へ伸びている。無肥料だ。
安芸クイーンはヒムロッドより1週間ほど遅めの芽吹き
グリーンカーテンの残りを担当する安芸クイーン。1年遅れで地植えしたためヒムロッドにかなり差をつけられていたが、昨年から生長に勢いが出てきた。こちらは毎年ヒムロッドよりも芽吹きが遅い。そういう品種なのだろう。
今年からウッドデッキの天井部分に誘引を試みている。所々に結束バンドでツルのための取っ手をつけた。葡萄栽培では通常ツルは全て切り取り、人手で固定するらしいが、以前一度試みて、手間がかかるのでやめてしまった。葡萄には自力で枝を固定してもらう。
ツルが触れるようにしておくと、葡萄は敏感に察知する。
うまくすると翌日には巻き付く意思を見せる。安芸クイーンはヒムロッドより枝振りがずんぐりしていて、ツルも太めだ。葡萄のツルはかなりの強度で、台風が来てもびくともしない。やがて木質化してさらに強度が増す。
昨年度の樹皮とツルには昆虫の卵や病原菌が残っているという。ツルはほとんど取り除いたが、樹皮は少ししか除去できていない。
そんな状態なので先日の雨に打たれた箇所に黒とう病の症状が現れた。下画像は安芸クイーンの葉、そしてヒムロッドも発症。
病変を見つけしだいカットして廃棄している。薬剤は初年度から使用していない。去年安芸クイーンのみに見られたベト病は、今のところない。
ヒムロッドは2020年50房 、2021年80房(40房ほど黒とう病で廃棄したものを除く)収穫。安芸クイーンは昨年2021年に花房がつき始めたが、ほとんどの房が色付かずそのまま萎びてしまった。
グリーンカーテンとしての役割が主で、果実はエクストラと割り切っている。とりあえずは、日陰を頑張って作って欲しい。