夏になると小動物が庭に満ちる。
日が暮れると家の灯を求めて、玄関や窓のガラスに虫たちが集まり、虫たちを求めてカエルやヤモリがガラスにやってきて、
それを見つけた猫たちが窓ガラスに張り付くことになる。
群がった羽蟻、カエルやヤモリの画像があります。苦手な方はご注意を。
梅雨時の羽蟻
最近、玄関灯をなるべくつけないようにしている。
梅雨時になると羽蟻が大量発生するのである。
下はある夜の玄関灯。
彼らをすり抜けて家に入らねばならないのだ。
羽がある蟻に遭遇するとドキッとする。シロアリかもしれないからだ。今回は胴体のくびれがはっきりわかるので黒アリのようだ。ひと安心である。(シロアリは胴のくびれがなく、羽がもっと長いのだ。)
夜のハンターその1:ニホンアマガエル
こんなふうに虫たちが集合している夜には、彼ら目当てのハンターたちも姿を現す。
この夜には玄関灯近くのよしずにアマガエルを確認。
猫たちの夏の夜の楽しみ
カエルが玄関や窓ガラスに張り付いていると、こんどは猫が彼らを目当てに待機。出入りするときには、虫やカエルが屋内に入らないように、そして猫たちが脱出しないように、注意深く素早く出入りする必要があるのだ。
上の写真の翌日もカエルが玄関ガラスに張り付いて食事である。みかんは髭を前に突き出してじぃっと下駄箱の上から観察。みかんもなかなかの忍耐力だ。
お腹側からカエルを見ることが久しくなかったので、なんだか新鮮である。愛嬌のあるぷっくりお腹、踏ん張った手足がいじらしい。
頑張っているみかんと並んでしばらくカエルを眺めていたら、この後、捕食シーンを見せてくれた。
夜のハンターその2:ヤモリたち
夜の窓ガラスを狩場にしているのはカエルだけではない。
ヤモリはほぼ毎夜、キッチンの窓ガラスに現れる。一匹だったり複数匹だったり、玄関の方に移動していたりと賑やかだ。
カナヘビやトカゲは昼間に活動しているが、ヤモリたちを見かけるのは夜だけだ。
時折、不運なヤモリがどこからか家の中に迷い込む。そんな時には朝方に、亡骸になった、あるいは瀕死の、そして時には彼らの体の切れ端が廊下などにあったりする。
我が家では6匹のハンターが毎夜パトロールに勤しんでいるのだ。