年明けすぐに見事な降霜があった。
白く凍えた庭の景色を楽しんだのも束の間で、霜に当たった植物の被害がちらほら。ウッドデッキで水耕栽培中のミニトマトも庭に面した枝がしおれてしまい、果実もいくつか青いまま落下、そのほかベゴニアや月桃も元気をなくしてしまった。

お盆過ぎから始めた秋トマトの水耕栽培

気温の低さゆえ色づくのに日数を要するが、それでも完熟の一歩手前くらいまでは色づき、思いがけぬ冬トマトの収穫をチマチマと楽しんでいた。
あわよくば、このまま春、夏と栽培を続けることができるのではと思っていたのだが・・・。

冬の水耕栽培ミニトマト収穫
冬のミニトマト収穫中:20200101撮影

このお正月の降霜で、ウッドデッキの下にもかかわらず、屋根の端の方に面した枝が下写真のように傷んでしまった。

霜の被害を受けた冬のミニトマトの花
ウッドデッキから伸び出ていた部分が霜でしおれてしまった:20200104撮影

寒さに当たった枝の果実は青いまま地面に落下。

霜にあって落下した1月のミニトマトの青い実
少しの風でパラパラと落下:20200104撮影

急いで色づきのよい実を全て収穫。家屋がわに伸びた枝はまだしっかりしているが、外向きの枝の果実は枝を揺らすとバラバラと落ちる。

冬の水耕栽培ミニトマトの収穫
色づいたものを慌てて収穫:20200104撮影

暗雲立ち込めるトマトの生育状況である。

キバラケンモンのベゴニアも被害

キバラケンモンの幼虫が繭を作っていたベゴニアも、ウッドデッキの端に面した葉が霜の被害を受けてしまった。繭を包んでいる葉も黒く変色。中の蛹に影響がなければよいが。

霜にやられたベゴニアの葉の中のキバラケンモンの繭
キバラケンモンは無事かな?:20200104撮影

明るさは乏しくなるが、ウッドデッキの奥の方にベゴニアの鉢を移動させた。できれば鉢を家の中に取り込みたいところだが、ベゴニアによる猫への健康被害を考えてしまうのだ。

地植え月桃も茶色く変色

今年地植えした月桃。冬になっても青々とした葉を保っていたのでこのまま春まで耐えるかと期待していたが、写真の通りである。おそらく、地上部は枯れてしまうだろうが、根は生き抜くと思われる。

霜で茶色くなった地植えの月桃
地上部分は枯れるかもしれない:20200104撮影

枯れるものは枯れ、耐えるものが残る。その繰り返しで庭の景色は毎年変わっていくのだ。

3月3日追記:冬の水耕栽培ミニトマト撤収

水耕栽培ミニトマト、幾度かの降霜に耐え、2月中旬まで開花を続け、わずかながらも収穫を継続していたのだが、2月18日にこの大分でも初雪を観測、わずかながら1センチ弱ほどの積雪があった。

冬2月の水耕栽培ミニトマトの花
暖冬のおかげで2月も開花:20200216撮影

ウッドデッキの屋根の下、健気に開花結実してくれていたミニトマトもこの寒波には耐えられず、枯れてしまった。

枯れた枝から全てのミニトマトを収穫。熟してくれるかな?

冬の水耕栽培ミニトマト最後の収穫
青いものも全て収穫:20200225撮影

3月3日、ミニトマト撤収である。
セットしていた小さなカゴからトマトを引っこ抜いた。

冬の水耕栽培ミニトマトの根っこ
水苔だけなのでこのまま土に埋めて処分:20200303撮影

細かな根がびっしりとあるようだ。光を遮断していなかったので、根域制限のある水耕栽培となったわけだ。

買ってきた苗を水苔で包んでプラスチックの小さなカゴに入れただけの培地なので、このまま庭の土に戻せるのだ。