樹上のカエルと地面上のカエル
庭に2種のカエルが姿を現す。頻繁に目に止まるのはニホンアマガエル。樹上生活者のニホンアマガエルは目の高さにある薔薇や葡萄の葉っぱにいるからだ。
けれど、ヌマガエルは年に1回会えるかどうか。彼らは地上のカエルなのだ。
アマガエルはバラやブドウのガーディアン?
水耕栽培のエンドウマメで暮らす2匹のニホンアマガエルのことを書いたことがあったが、暖かい季節には彼らの他にも数匹のアマガエルが庭のここそこに居住している。
下はウッドデッキに誘引したつるバラの葉の上のカエル。場所が気にいると数日はほぼ同じ場所に滞在している。
天気の良い日はほとんど動かない彼ら。手足をキュッと体に引きつけてお腹をぺったり葉に押し付けるのは乾燥対策か?
あまり捕食シーンを見ないが、食事はしているはず。それぞれ住まいにしている植物のガーディアンとしての役割をわずかでも果たしていると期待したい。
珍しく泥まみれのアマガエル
ニホンアマガエルは常にキレイに体を保っている印象があったが、ある日タイタンビカスの葉の上にいたカエルは泥まみれ。
泥はカラカラに乾いてこびりつき、両手を組んで顎を乗せ、うつむいた表情が途方に暮れているように見える。
何か大変な目にあったのかな?
この庭には蛇もやってくるのだ。(アオダイショウとヤマカガシは目撃済である)
雨の日の喜び
カエルたちが生き生きした表情を見せるのは、やはり雨の日。小石のように小さくまとまっていた体をむくりと起こして、活動開始である。
下はつるバラの茎の上のカエル。一本だけ持ち上げた指に活力が漲っている感あり。
下は同じく雨の日、ぶどうの葉っぱの上のカエルが指をいっぱいに開いて動き始めたところ。
地上性のヌマガエルは見つけにくい
その理由は地面と同じ茶色の保護色であること、そして野草がシェルターのように彼らの生活を覆い隠しているから。
西の庭、枝垂れ梅が深く影を落とすエリアにて遭遇。なんと背中の真ん中に定規で引いたような一本線が引いてある。お腹側が白っぽい。ヌマガエルだ。
至近距離での撮影OKかと思ったが、画像チェックをしている数秒で姿を消してしまった。
地上のカエルは逃げ足が速いようだ。樹上では近接撮影に動じないニホンアマガエルも、地上ではぴょんと逃げてしまうことがあった。
地面の上で過ごすのは危険が多いということだろうか。