コガネムシの幼虫に根を食われたイングリッシュローズ、Windflower
昨年秋、地植えしていてコガネムシ幼虫に根を食べられた2株のイングリッシュローズを鉢上げして療養させていた。そのうちの一株ウインドフラワーは蘇り、もう一株のレディ・エマ・ハミルトンは枯れてしまった。
冬の間ビオラを目安に水やり、芽を確認してから肥料
白根のほとんどを食い尽くされた薔薇たちである。介抱のやり方がわからない。とりあえず、水やりのタイミングを知る目安としてビオラを一緒に植え込んだ。
下は1月のウインドフラワー。乾燥気味にシワのよった枝もあるが、他の枝には赤い新芽も確認できる。
この時点で相棒のレディ・エマ・ハミルトンの枝は茶色く変色、枯れてしまった。
肥料なしで植えたので、春先から液肥を与え始め、葉が本格的に展開し始めた頃から京成バラ園芸のフラワーメーカー(タブレット型肥料)に変えた。
復活のウインドフラワー
そして、ようやく5月下旬に一番花。柔らかなカーブを描く優しげな花が俯いて咲いた。
捉え所のない美しさ
どのバラも、季節や環境で花の形や色が影響されるもので、昨年レイズドベッドに植えていた頃のウインドフラワーの花もその時々で雰囲気が違う。
下は花びらに濃淡がでた一輪。ちょっと怪しい雰囲気だ。
細枝につく多弁の花は開花につれ俯くことが多い。
下の一輪は花びらが薄く柔らかな印象。しなやかな枝先の花は風に揺れて数日で散る。
葉は細身で黄緑色。下の一輪は野の花のように素朴。
蕾はするんと細身。
ホーム&ガーデンのキュッと先端を捻った蕾も可愛いが、ウインドフラワーの蕾の素直な曲線も捨てがたい。
ウインドフラワーについては一番美しいイングリッシュローズの一つとの作出者のデビッド・オースチンの言がある。今のところまだその美を見極められていない気がする。
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