草むらから白薔薇
前庭にはセメント敷の駐車場を挟んで左右に細長い植栽スペースがある。引っ越して来た2016年の夏、今白薔薇が咲いている場所は高さ1メートルほどに育ったオシロイバナがこんもりした垣根を作っていた。
秋になって伸び放題の雑草とともにオシロイバナを整理していてこのバラの株に気がついた。葉っぱはほとんどなかったけれど、「棘がある=バラ」と単純に大喜び。私の最初のバラだ。
陽が当たるように周囲を整理すると、ただ自分の力だけで復活、翌年2017年春に白い花が咲いた。
品種がわからないので白薔薇とだけ呼んでいる。
香りはほとんどなく花持ちの良い四季咲き。これをきっかけにもっとバラを植えたくなったのだ。
初心者にはタフなバラを
数冊の本を入手。品種が果てしなく多いこと、美しく咲いてもらうためには害虫・病気対策などさまざまな気配りが欠かせないこと、とにかくバラの世界は奥深いということだけ納得。
大変そうだけど欲しいことに変わりなく、とにかく剛健な品種をチョイス。
丈夫で育てやすいといくつかの本に共通して載っているバラがあり、その中から選んだのがクイーン・エリザベス、アイスバーグそして白モッコウ。
透き通るようなピンクのクイーンエリザベス
クイーンエリザベスには枝変わり(枝先の突然変異)のホワイトクイーンエリザベス、イエロークイーンエリザベス、コーラルクイーンエリザベスがある。どれも同じように育てやすいらしく気になるところ。
可憐な白雪姫、アイスバーグ
こちらも枝変わりがある。去年のホームセンターでピンクアイスバーグを見かけ5分ほど悩んだ。バラの季節は店に近づかないようにせねば。
ポンポン咲きが可愛い八重の白モッコウ
ご近所に黄色のモッコウバラがたわわに咲く庭があり、我が家は白を。黄も白も一重と八重がある。モッコウバラは怪物と言われるほど大きくなると知り、怖くて鉢植えのまま。
未だに剪定の仕方もよく分からず、あの本この本を片手に行き当たりばったり、手入れは不十分だ。それでも花をつける強さがバラにはあるのだな。