いきものたちが一斉に目覚める春。
植物が伸びやかに成長する変化の速さにいつも驚かされている。
葉っぱも緑一色ではなく、真っ赤だったりして、色彩の鮮やかさは花の色にも負けていない。
バラの新芽は春の紅葉
バラの新芽は赤みがかっているものが多い。
下は、ピンク色の花をつけるクイーンエリザベス。艶やかな赤色の柔らかな新芽。
![バラ、クイーンエリザベスの新芽の鮮やかな赤](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/04/queen_elizabeth20200330.jpg)
濃いオレンジ色の花のレディ・エマ・ハミルトン。濃いエンジ色一色の新芽が出て、葉が開くにつれ、一気に緑色が浮かび上がってくる。その移ろいの瞬間だ。
![レディ・エマ・ハミルトンの赤みがかった新葉](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/04/lady_emma_hamilton20200330.jpg)
真紅の花をつけるミスタ・リンカーンはくすんだえんじ色。このバラの葉もいずれ緑となるが、その変化は他のバラに比べると、とてもゆっくりだ。
![ミスター・リンカーンのえんじ色の新葉](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/04/mr_lincoln20200330.jpg)
新芽の時から緑色のバラもあって、例えばイングリッシュローズのウインドフラワー。花はピンク色だけれど葉っぱは最初から緑。フラワーカーペットローズのゴールド(花色は黄)も緑の新芽を付けている。
ジャーマンアイリスのグリーンスクリーン
3月に入ってずんずんと葉を伸ばし始めたジャーマンアイリス。朝日の中、交差した葉の影が緑のグラデーションを作る。同じ場所に自生しているトキワツユクサもニョキっと顔を出した。
![陽に透けるジャーマンアイリスの葉](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/04/ja-mannairisu20200324.jpg)
アカンサスモリス・タスマニアエンジェル
冬の間もツヤツヤした葉を保っていたアカンサスモリス。春が来て葉を増やす勢いが増した。斑入りの品種だが、展開し始めの小さな葉の斑は若干黄色がかっている。葉の成長とともに真っ白くなり、濃い緑とのコントラストが際立ってくる。
![アカンサスモリス・タスマニアンエンジェルとカタバミの葉](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/04/acanthusmollis20200330.jpg)
赤銅色だったスイバの葉もすっかり緑色に変化。花穂を立ち上げ始めた。この庭で、スイバは観葉植物の扱いだ。
![スイバの巨大ロゼット](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/04/suiba20200330.jpg)
隙間に生きるオオジシバリ
花壇の縁とコンクリートの隙間に繁茂するオオジシバリ。いわゆる雑草だ。柔らかな葉が作る動きを楽しんでいる。もうすぐ花をつけそうだ。
![春のオオジシバリの葉のみずみずしい緑](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/04/oojisibari20200331.jpg)
花はなくとも葉っぱを愛でて楽しむ毎日なのである。