猫たちの外部屋がびしょ濡れに

滅多なことでは雨が降り込まない猫たちの外部屋。でも台風が相手となると勝手が違う。

豪雨がドラムのようにポリカ屋根を叩く

激しい雨が降り出した18日、何事かとゾロゾロと猫たちが外部屋に出てきたけれど、床にはとどまらずにケージの高所にそれぞれが陣取った。

手前に1匹でみかん。3匹が左からソックス、キコ、クロエだ。
茶々は右端の白いケージ最上段にいる。

猫ハウス内のケージに猫5匹
風雨の強まりを5匹で観察:20220918撮影

不安なのか一つの段ボールにソックス、キコ、クロエがギュウギュウに入った。雨樋のないポリカ屋根から、連なった雨水が何本も落ちていくのを眺める猫たち。

段ボールにギュウギュウの3匹の猫
3匹無理やり入っている:20220918撮影

さらに、風雨が増し、ポリカ屋根に落ちる雨音が一段とけたたましくなる。

怖がりなくせに妙に肝の座ったところがあるお茶々。
階段がわりの白ケージから庇の上に移動し、頭の上5センチの屋根を叩きつける雨音を聞いている。

雨音にポリカ屋根を見上げる猫
叩きつける雨音を見上げる茶々:20220918撮影

ソックスも首を伸ばして屋根を見つめる。

台風の雨音を見上げる猫
ソックスも屋根を見上げている:20220918撮影

波板ポリカ屋根と外壁の隙間はコーキングで塞いでいる。建屋のケラバがその上部に若干ながらはりだして外壁が濡れるのを防いでいる。

普段はポリカ屋根下にある、掃き出し窓の庇が濡れることはないのだが、今日は雨が横に流れ、外壁を降る雨水がコーキングの隙間を抜けるようだ。

ぽたりぽたりと、わずかだが滴が落ちてくる。

庇から垂れる雨水一滴
滅多に雨水は漏れないのだが・・・:20220918撮影

庇の下に置いているケージにもポタポタ。彼らの段ボールベッドも水を吸い、ソックスの毛皮にも水滴が散っている。

雨に濡れる猫のお尻
ソックスのお尻も濡れてきた:20220918撮影

さらに風雨が強まり、庭方向からも雨が振り込むようになると、1匹、2匹と室内に入った。

台風の雨が猫小屋に入り始めた
夕方、床がしっとりと濡れ始めた:20220918撮影

一番最後まで粘ったのはみかん。忌々しいB群4匹が視界から消えた猫小屋を、ケージ最上段に陣取って独り占め。

ケージの中で香箱座りする三毛猫
一番最後まで外で頑張ったみかん:20220918撮影

その頃、B群はというと、キコとクロエは避難用に出しておいたケージに自主退避。

クロエの目がまんまるだ。怖がってるみたいだけど、キコお母さんと一緒だから大丈夫。

非難用のケージに逃げ込んだ2匹の猫
キコとクロエ、避難用のケージの中で:20220918撮影

ソックスと茶々はマッサージチェアと段ボールベッドにそれぞれ落ち着いていた。

台風が過ぎて

翌朝19日には雨の峠が過ぎ、強風だけ残った。

朝方、キコが猫ドアの手前で外に出るのを躊躇している。
猫ドアに密着して置いているケージ(ここを通らねば猫ドアから小屋には出られない)に1センチほど水が溜まっているのだ。

足が濡れるのは嫌だから、なんとかしろということらしい。

ケージの中にたまった雨水に猫ドアが写っている
1センチほど雨水が溜まっていた:20220919撮影

掃除のために掃き出し窓を開けると、一緒にキコとソックスがついて出た。
水を拭き取る作業中にすっかり匂いが違ってしまった縄張りを確認する2匹。

台風後、濡れた猫小屋をウロウロする猫
キコとソックス:20220919撮影

後の3匹はまだ起きてこないと思っていたら、茶々が庇の上に寝ていた。最初からここにいたらしい。

茶々は、足濡れをものともせず、朝起きたらまず外小屋に出るというルーティーンをこなしたみたいだ。

庇と屋根の間のキジ猫
朝寝を満喫していたらしいお茶々:20220919撮影

一通り水気を拭い、片付けていた爪とぎポール等のセッティングが終わった頃にはキコもケージに落ち着いていた。

その足元に、今年生まれらしい小柄なアマガエルが並んで香箱座り。

猫とアマガエルの香箱座り
野良猫時代はカエルを食べていたらしいキコ:20220919撮影

キコが家猫修行を始めた時、お腹にマンソン裂頭条虫を飼っていた。
カエルを食糧にしていた野良猫キコは、飼い猫キコになって、カエルへの興味をなくしたみたいだ。

それでも、外の世界の経験がないソックス、クロエ、茶々、みかんが、カエルを追いかけ回すといけないので、猫小屋の外に出てもらった。