露草と爆蘭:食べるのは葉っぱだけ
我が家の西の庭に我が物顔で繁茂中のツユクサ(露草)は早朝に咲いて昼にはしぼんでしまう朝の花だ。そして東の庭の至る所に神出鬼没に花を咲かせているハゼラン(爆蘭)は午後3時ごろ、やっとピンクの小さな花を咲かせ始める。
この両者、食べられる草と知り早速収穫である。
ツユクサは花咲く前の柔らかい新芽が良いらしいが・・・
我が家のツユクサはすでに花盛り。でも食べれぬこともなかろうとごそっと引っこ抜いてきた。
固い種が作られつつある花の部分は取り除いて、塩ひとつまみ入れたお湯でさっと茹でたのだが、茎の下の節は固いままだった。
ツユクサの胡麻和え
諦め悪く、柔らかく茹で上がった新葉の部分だけを取り出して胡麻和えに。
悪くない。クセのないシャキシャキとした食感である。
ハゼラン(爆蘭)別名「三時草」
もともとカヤツリグサとともに東の庭を埋め尽くす勢いで自生していたハゼランは抜いても抜いても生えてくるというイメージだ。日照にはこだわらないらしく日向でも日陰でも構わずに育っている。
下は可食部であるハゼランの葉。肉厚で美味そうに見えてきた。
ハゼランはスルスルと伸ばした花茎に小さな火花のような愛らしい花をつける。花開くのが午後三時ごろ。「三時草」と呼ばれる所以だ。
花が終わると丸い小さな実の中に種ができ、やがてその実が枯れて割れ、種が零れ落ちる。
下が収穫したハゼラン。間引く意味で根っこからひいている。
右下は根の部分だ。球根になっている。多年草なのだ。
ハゼランの胡麻和え
葉っぱだけちぎって水洗いし、これもツユクサ同様、ゆでて胡麻和えに。
ツユクサのシャキシャキとは一味違う、ぬめりのある食感。
こちらもクセのない美味しさだ。
雑草の庭が、野菜畑に思えてきたこの秋である。
追記:ツユクサ再収穫
ツユクサは節ごとに新芽が出て枝分かれしていく(節が土に付くと根っこも出てくる)。
すでに花が咲いているツユクサの株も、節を見るとまだ花をつけていない新葉が展開していた。
節々についていた新葉を積んだものが下の画像。
こちらを調理したところ、筋残りがなく美味しく食べられた。花の咲いているツユクサからも食材調達可能と判明である。
お試しあれ。
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