シロバナツユクサとウスイロツユクサ
朝、ツユクサの冴え冴えした青い花が散らばった群生の端っこに白っぽいツユクサの花を見つけた。どうやらアカネコの庭には青と水色と白の、3色のツユクサがあるようなのだ。
油断するとちゃっかり繁茂、元気なツユクサ
東の庭、一日中陽光の途切れぬ場所に、ガザニアと勢力争いをしているツユクサ。互いを押し合いながら繁茂する様子をそのままに楽しんでいる。ガザニアと違い冬には姿を消すが、春になるといつの間にか復活するのだ。
露草の一途な青
ツユクサのミッキーマウスの耳のような大きな二つの花弁は「これぞ青!」という発色だ。12色クレヨンの青クレヨンのような雑じり気のない「青!」
青い花は様々あれど、こんなクリアな青を持つ植物は他にはないな、なんて思いながら虫探査モードで草むらを眺めていたら、群生の端っこに白っぽい花があった。
シロバナツユクサとウスイロツユクサ
雨で花弁が痛んでいるだけだろうと近くで見ると元から淡い色の花だった。薄青の花はウスイロツユクサ、白い花をシロバナツユクサと呼ぶらしい。
花の茎をたどるとシロバナとウスイロはそれぞれ別の株から伸びていた。
シロバナツユクサは花壇ブロックと道路の縁石との間から生えている。ウスイロは花壇の中からだ。
ツユクサは一年草で、シロバナやウスイロの花の属性はタネの中に固定されているらしい。白い花が作ったタネからは白いツユクサが生まれるのだ。
シロバナの方はアスファルトとコンクリートに伸び出して咲いているので子孫を残せないかもしれない。それぞれの色の花のタネを取っておくべきかな?
白いフワフワ毛:トキワツユクサ??
この庭にはもう一種ツユクサがある。
白い3つの花弁とフワフワ毛が愛らしいツユクサだ。
下の画像は5月に撮影したもの。
こちらはこの時期(9月)どこにも花はない。
枝垂れ梅の葉陰になるためか、葉の色が薄いが生育旺盛、気がつくと領土を拡大している。
トキワツユクサ(常盤露草)という花かと思ったが、あちらは茎や葉の裏が紫っぽいとか。画像ではどちらも緑色のようなのでトキワツユクサの変種ミドリハカタカラクサかもしれない。
トキワツユクサは「要注意外来生物(外来生物法)」リストに載っている。庭から外に出してはならない植物だ。
敷地の端っこに繁茂しているが幸いなことに隣地はアスファルト舗装された道路。逃げ出す心配はしなくて済みそうだ。