マイナス7度の耐寒性を持つアロエ(Aloe striatula)
掘り出した砂利の処分がてら、余っているブロックで囲んで作った立ち上げ花壇を、多肉植物専用にしている。昨年の春、ここに植えたアロエ・ストリアツラに花芽がついた。
2021年3月:立ち上げ花壇に植える
ストリアツラは自ら葉を落としつつ上へと伸びる植物らしい。入手した株もヒョロヒョロの背高のっぽ。
これを多肉植物用に用意した立ち上げ花壇に植えた。
この花壇には上から20センチほどしか土が入っていない。それもかなり乾燥仕様のブレンド。防草シートを挟んで下にガラと大粒ボラ土を入れて嵩上げしている。
コンクリートの上にドライガーデン用の置き花壇 一年前のこと、かつて浄化槽があった場所で多肉植物を育てようと立ち上げ花壇を作ったのだった。庭にあったブロックを置いて囲いを作り、防草シートを敷いて作ったものの、何を植えるか決 …
育て方は放任の一言。肥料はなし。真夏日が続く時にだけ水やりをする程度。
夏日がガンガン当たる、かなり過酷な場所なので、できれば株分けして別の環境にも植えたいと考えていたが、ひたすら上にばかりのびて、必要な子株や枝が全く出ないストリアツラである。
秋、茎の下部から新芽が出てきた
ところが、ふとストリアツラの茎の下部を触ると、ボコボコとした瘤が浮き出している。これはなんだ?と観察していたら、10月初旬、緑の新芽が顔を出した。
11月に入り、新芽はスクスク成長。そして茎の表面には新たな芽を内包した瘤がいくつも浮き出してきた。
数センチ積雪の冬を乗り切る
耐寒性が高いとラベルに書かれていたので、防寒はせずに冬に立ち向かってもらう。
この冬の最低気温はマイナス5度までにはいたらなかったけれど、数センチの積雪があった。
一時、葉に黄変が見られて心配したが、落葉することなく春を迎えた。
アロエ・ストリアツラの花
そして春、葉の隙間からひょっこり顔を出したものがある。花だ。こんなところから出てくるんだ。
現在、花穂は長く茎を伸ばし、上へ上へと頭をもたげているところ。
足元の新芽もわさわさと順調に生育中。よく見ると茎の上の方にも新たな瘤が浮き出ている。これも新芽かな?
これなら株わけもできそうだ。
ちいさな二つ目の花穂も見えてきて、日々の変化が楽しみなアロエ・ストリアツラである。