柑橘好みの芋虫:アゲハチョウ
背丈2メートル弱の庭のレモンが3つ実をつけている。1年間鉢植えののち2017年に地植えしたトゲナシリスボンだ。順調に生育中と思いきや、柑橘大好きなアゲハチョウの幼虫が2匹住んでいた。
芋虫の画像があります。苦手な方はご注意を。
無肥料無農薬のトゲナシリスボンと大きなイモムシ
レモンの中でも比較的寒さに耐性があるリスボンレモンを東の庭に地植えしている。柑橘系の木にはトゲがつきものだが、これはトゲがない品種だ。今年初めて二つ果実が実った。
青レモンの撮影をしようと近づいて気づいたのが下の芋虫。蛾の幼虫かと思いきや、アゲハチョウの幼虫だとか。
これから緑色の終齢幼虫へと変身するらしい。
カチューシャをした緑の芋虫:ナミアゲハ
28日朝、振りづつく雨が小雨になったところでレモンの住人をチェック。すると緑色の幼虫が。
クリクリの目玉にカチューシャをした愛嬌満点の芋虫になっていた。
この木の住人は1匹ではないかもしれんと思い至り、各枝を調査していたところ、顔の至近距離で発見し思わずのけぞってしまった相手が下画像の芋虫だ。いやいやびっくりした。
巨顔の迫力:ナガサキアゲハの幼虫
見事なデカ頭。可愛いとは言い難い風貌だ。黒いアゲハチョウ、ナガサキアゲハの幼虫だ。
大きな目玉とカチューシャ模様はナミアゲハと一緒なのだが、あちらは模様部分が優しい丸みを帯びているのに対し、こちらはカクッと一直線に前にせり出している。
じっと眺めていると睨まれているような気がしてきた。
全体のサイズもナミアゲハと一回り違う。このいかつい顔のイモムシはいずれ8センチにもなる黒い見事な蝶になるのだ。
芋虫としての迫力は去年のクロメンガタスズメの幼虫と互角か?あちらは色で勝負、こちらは顔で勝負だ。
アゲハの幼虫は食欲旺盛、まだ小さい我が家のレモンには災難だが、2匹に食べられても枯れることはあるまいと、葡萄の住人コスズメ蛾の幼虫と同様に、放っておくことにする。
8月30日追記:金柑にナミアゲハの幼虫
もしかして・・・と、同じ柑橘系のキンカンの幼木を確認。やっぱりいました芋虫が。
こちらは2匹ともナミアゲハの幼虫。2メートルほど離れたところにアシナガバチの巣がある。大丈夫かな?