これは野良猫が慣れていく過程の記録です。
1匹の雄猫を去勢して餌付けするはずが、5匹の面倒を見る羽目に!野良猫親子を保護するまでの経緯を記録しておこう。
引っ越した家が野良猫の縄張りであった。
2016年夏
キジ猫を初めてみる。キジ君と呼び始める。
2017年
ウッドデッキが縄張りらしく、マーキングの跡や昼寝姿をよく見かけ、立て付けの悪いサッシの隙間から、キジ君、家猫とも双方匂いを嗅ぎつけて窓越しの喧嘩も頻発。
下は5月11日に撮影したもの。
2017年6月
猫ドアを掃き出し窓に取り付け、ウッドデッキ上に3段猫ケージを設置、家猫用の外檻だ。キジ君と家猫の接触を防ぐためケージの周りにネコビシ?を敷き詰める。
家猫との喧嘩が常態化
2018年4月
家猫が、外檻内に吐いたキャットフードを目当てに頻繁に出没するようになり、檻越しの喧嘩が日常茶飯事となる。
家を脱走したみかん(家猫、三毛の♀3歳)と、縄張りパトロール中に遭遇し、猫団子バトルに発展。みかんがけちょんけちょんにやられて逃げ帰る。
4月上旬
キジ君の餌付けを決意。今までの猫経験によると、ご飯を同じ人間からもらっていることを認識すると仲間意識が芽生えるのか喧嘩をしなくなるのだ。ご飯をあげるからには去勢もすることになる。
4月下旬
ご飯をもらいに外で待つようになる。このころの写真を見るとふっくらしている(妊娠してたんだ。きっと)。よく見ると顔もメスっぽい。なんで気づかなかったんだ・・・。
驚愕!メス〜〜〜?!!!
5月上旬
尻尾をまっすぐ上にあげて歩くようになり、タマがないことに驚愕!
「メスだったのか!?」
キジ君改め、キジコと呼ぶようになる。避妊に計画変更。
その数日後、足を投げ出して横になっているお腹を見て、もう一度驚愕!乳首がピロっと伸びてる、お乳の周囲の毛がハゲてる!「お前ママだったのか!?」
猫一家の保護をなーんとなく覚悟。
5月中旬
ご飯をあげるときに1メートルくらいまで近づけるようになる。このころ、偶然手が尻尾に当たって怒られた。
ご飯くれコールを受けて、お椀を持って外に出ると「シャー」と怒る。そして出されたご飯はきっちり食べていく。
子猫現る!
6月6日
4匹の子猫を運んでくる。子猫達は倉庫の床下を安全な寝ぐらとし、キジコは子猫の居場所を眺められるウッドデッキ上を定位置とするようになる。
上は最初に運ばれてきたソックス(四つ足の先にちょっとだけ白靴下履いてるので)。
子猫が座っている腐葉土はひと月ほど前からキジコが毎日座ったり寝たりでベッドがわりに使用中。陽の当たるところに置きっ放しのため腐葉土に藻が生えたのか、ところどころ緑になってしまった。)
キジコが他の子猫を連れに行っている間に、果敢にもエド(家猫♂12歳)の様子を伺いに近づくソックス。エドは穏やか。この後、ソックスは尻尾を膨らませながらソーッと退却。
この日から家猫は外檻に出ることができなくなる。出ようとする気配を感じると、ものすごい剣幕でキジコが檻に体当たりするためだ。
上の写真は翌日7日の野良猫親子。母猫の尻尾は立っている(完全に縄張りと認識している様子、自信たっぷりだ)。子猫は総柄のキジが2匹、白黒が一匹。黒に白のスポットが胸と腹にある子が1匹の総勢4匹。
この時点で子猫たちは離乳が始まっていた。
黒パパ現る。
6月11日
黒猫♂現る。時々見かけた猫だ。キジコは穏やかに無視、子猫達は懐いている。マーキングはこの黒パパだったと思われる。一家6匹でウッドデッキを占領。黒パパは1日に何度か現れて去っていく。首輪をしていないので野良猫と思われた。この猫も捕獲すべきかと悩む。
後日、黒パパは近所の飼い猫と判明。
キジコ、黒パパの様子から、次の妊娠も時間の問題と認識。
6月16日
そして母子捕獲計画が始動した。