これは野良猫が慣れていく過程の記録です。
母猫と子猫4匹のためのケージ
捕獲日の前日の6月23日、家猫修行のためのケージを組み立てた。5匹家族が暮らすことになるので、アイリスオーヤマのコンビネーションサークルの3段と2段を連結している。
アイリスオーヤマのコンビネーションサークル

左右連結パーツで2段ケージと3段ケージは行き来できる。連結パーツだけだと外れる可能性もあるので、補強のため、結束バンドで細かく止めてある。
ジャンプした時の爪がかりになるように、ダイソーの滑り止めのマットを格段に敷き込んでいる。
写真では1段目にも敷いているが、子猫たちが走り回って水をこぼすので今は撤去している。
畳敷きの和室のため、ケージの仕手にはクッションフロアを敷きつめた。
想定より大きく圧迫感がある。最初は2段ケージの横に1段ケージを連結してトイレ室にするつもりだったけれど、6畳部屋の広さとの兼ね合いで断念した。
細部は下の写真にて

左上:落ち着けるように準備した布をかけたところ。洗濯バサミでずり落ちないように固定している。ケージの天井にはダンボールを敷いて、キャットフードや猫じゃらし等の置き場に。
右上:すのこを切り離したものにシュロ縄をぐるぐる巻きにしたスロープ。子猫たちはすでにケージをよじ登ることができるので1段から2段にかけてのみ設置、爪とぎを兼ねている。結束バンドでケージに固定。
左下:寝床・隠れ家用に設置したキャリー。一番ビビリの黒ちびが使っていた。母猫はキャリー横かその前が定位置。避妊手術の時に、このキャリーに母猫を追い込んだが、車に積み込んだ後にファスナーを押し破られて逃走された。6月29日以降撤去している。
右下:防獣ネットで作ったハンモック。その上にタオルを洗濯バサミで固定し寝心地改善。ネットはカラビナで固定している。
子猫たちには好評。初日からソックスが使用。
後の2匹は3段目のクッション(紐を縫い付けてケージに固定)が定位置となった。
1ヶ月後の使用状況。
子猫たちはハンモックと3段目クッションが定位置
母猫は2段目、トイレ上の空間が定位置となっている。
子猫たちはジャンプして棚を上下できるように成長。中で彼らがじゃれあうとケージが揺れるが、強度は十分、差し障りなく支えている。時々、連結用のパーツが外れていないか確認。
アイリスオーヤマのコンビネーションサークルは、体の小さい幼猫だとすり抜けた例があるとのこと。今回の子猫たちは保護時点で900グラムほどに成長していたため、そのようなことはなかった。