ニホンカナヘビ、曇り日の日光浴

東の庭、ウッドデッキの足元にこんもり茂った丸葉のシロタエギクが一株ある。最近、ここにニホンカナヘビが住んでいることに気がついた。毎日同じ場所で長い時間を過ごしているようなのだ。

朝から昼過ぎまで日の当たる場所の丸葉シロタエギク

下の画像、左下に、ニホンカナヘビが寝転んでいる。

50センチほどの高さのシロタエギクである。近くにはスイートバイオレットの群生やブロックを積んだだけの階段があり、ニホンカナヘビの住処としてはかなり良い物件ではなかろうか。

シロタエギクとニホンカナヘビ
お気に入りの葉っぱの上で:20200919撮影

ニホンカナヘビとテングスケバとオンブバッタ

カナヘビに気がついたのは9月13日。下の画像はその日撮影した一枚だ。左隅にはテングスケバが写っている。

シロタエギクの葉の上のニホンカナヘビとテングスケバ
下の方に虫が写っている:20200913撮影

実は夜にニホンカナヘビの画像を確認した際、テングスケバが写っていることに気がついた。なので全身が写っているのは別の写真を拡大した下のピンボケ画像だけだ。残念なことをした。

シロタエギクの葉の上のテングスケバ
頭がとんがっている:20200913撮影

オンブバッタは撮影時に見つけたので、こちらはちゃんと撮影。至近距離にいてカナヘビに食べられたりしないのだろうか。

シロタエギクの葉の上のオンブバッタ
オンブバッタもいた:20200913撮影

逃げないニホンカナヘビ

翌々日、おそらく同じニホンカナヘビが、シロタエギクの葉っぱの上にいた。

シロタエギクの葉の上からこちらを見ているニホンカナヘビ
目が合ってる?:20200915撮影

すぐそばで草を刈ったり土を掘り起こしたりとゴソゴソしたのだが、カナヘビは全く動かずに同じ葉の上にとどまっていた。

その後、ついうっかり立鎌ホーをシロタエギクの株の上に倒してしまい、さすがのカナヘビも逃げ腰に。けれど、結局、この場を離れることなく、こちらの作業が終わる時にも下の画像とほぼ同じポーズで葉っぱに乗っかっていた。

立鎌ホーが倒れてきて逃げ出すニホンカナヘビ
びっくりさせてごめん:20200915撮影

連日、同じ葉を愛用中?

その翌日の16日、同じ葉の上で再びニホンカナヘビを確認。

葉っぱのカウチを使用していたのは、いずれも曇り日の日中だ。9月とはいえまだまだ晴天日は暑いので、薄曇りの柔らかな日差しとそよ風を楽しんでいるという感じだ。

シロタエギクの葉の上で体を丸めたニホンカナヘビ
同じ葉っぱを愛用中:20200916撮影

そして、19日、やっぱり同じ葉の上でくつろいでいるニホンカナヘビである。どうやら尻尾をくるりと丸めるのがお気に入りのポーズのようだ。

シロタエギクの葉の上でくつろぐニホンカナヘビ
よほど寝心地がいいに違いない:20200919撮影

葉っぱの大きさや傾き具合が秀逸なのか、この一枚の葉にこだわりがあるらしい。

ただ心配なことが一つ。このシロタエギクのある場所は、道路のそばでもあって、さらに愛用してる葉は道路の方に向いている。のんびり寝ている姿は歩行者の目から丸見えなのである。

おそらく天敵の鳥たちにも見つかりやすいはずだ。数メートル先には一羽のカラスが展望台に利用する電柱があるのだ。

大丈夫かな?