昨年に続き今年も幼虫発生、そしてついに成虫に遭遇
葡萄の若葉に星屑を散らしたように穴が空く。去年に引き続き、あのレモン色の芋虫がやってきたのだ。
ほぼ同サイズの穴が葉全体に満遍なく、という感じ
発生2年目で、ブドウスカシクロバ幼虫の葉の齧り方の特徴がわかってきた。下画像をご案あれ。

近くで見るとこんな感じ。

裏返すと複数匹の幼虫が蠢いている。ちょっと食べては移動するのかな。体が大きくなると穴も比例して大きくなるみたいだ。

虫食い穴のある葉裏に必ず幼虫がいるわけではない。コアシナガバチのパトロールを頻繁に目撃している。捕食されているのだ。
この葡萄にはカマキリ幼虫とニホンアマガエルが常駐。そばにあるリンゴの木でシマサシガネにも出会った。夜になるとウッドデッキにはニホンヤモリが出現する。ハンター達の活躍に期待をしてしまう。
ちょっと違う齧り方の主は・・・
下画像のように葉脈だけ残してランダムにかじられた葉もちらほら、でも別の昆虫だ。

裏返すと大抵マメコガネがいる。それぞれ食べ方の流儀が違うのだ。

冥界からあらわれた漆黒の魔道士?
今年はブドウスカシクロバの成虫にも出会った。この蛾にはリンゴハマキクロバやウメスカシクロバというそっくりさんがいて、10坪ほどのこの庭には梅もリンゴあって紛らわしいのだが、ブドウスカシクロバのボディは青い光を反射するという。
写真を見ると青い。オスの触角は激しく櫛状で、下画像のようにするりとした触角はメスらしい。
卵を生むつもりだな?
でも、綺麗だ。

角度を変えて撮影。意外なことに口吻だけ黄色だ。

怪しげな雰囲気もある。ちょっとバットマンを連想。翅がマントに見えてきた。

成虫は無害だけれど、幼虫には毒がある(痒くなる)ので、人が触れそうな場所は葉ごと取り除く。木全体は手に負えないので後はアシナガバチの働きに期待して成り行きに任せている。
この記事を書いている7/2現在、被害の広がりはない。