Super Sevillian Blueは背高ノッポのラベンダー

3月初旬に遅めの剪定をしたラベンダー3種。
他の2種に先駆けてスーパーセビリアンブルーが満開になった。去年は意識していなかったが、とても背が高いラベンダーなのだ。

4月初旬:元気の良い新芽がニョキニョキ

剪定からひと月後、気がつくと新芽がかなり大きくなっていた。
このラベンダーは植え付けてから2年目、植え付け場所は昼前から夕方まで日の当たる場所。西日がかなりきつく、乾燥がちの場所だ。植え付け後は、肥料も水やりもなしで頑張ってもらっている。

スーパーセビリアンブルーの新芽
他の品種より勢いの良い芽吹き:20190411撮影

特に何かに食害されている気配もない。
この株には去年の秋にオオカマキリの卵が産み付けられて、下の画像を撮影した3日後の5月6日にカマキリの赤ちゃんが無事孵化した。アブラムシ等の小さい虫は彼らが食べてくれたのかもしれない。

葉を展開する5月のラベンダー(スーパーセビリアンブルー)
肥料は一切なしで大丈夫みたいだ:20190503撮影

隣に植えている2品種との比較

左から、スーパーサファイアブルー、アラルディラベンダー、スーパーセビリアンブルー、3株とも3月上旬の同日に剪定した。
芽吹きはほぼ同時だったが、成長の勢いがセビリアンブルーだけ違う。

ラベンダー3種の春の芽吹き
際立つセビリアンブルーの勢い:2019年5月撮影

ラベンダーの知識なしに植えたので、上の写真でわかるように株の間が近い。
このスーパーセビリアンブルーは株間40センチは必要らしい。
とても窮屈そうに3品種が並んでいる。

(右端のスーパーサファイアブルーは四季咲きで、剪定後の勢いこそセビリアンブルーに及ばないが、2年目にして一年中咲いている)

6月:シュルルと花芽が長く伸びる

なんだか一本一本の花茎にそれぞれの意志があるみたいだ。飛行物体の軌跡のような茎のライン。

花穂を沢山つけたラベンダー、スーパーセビリアンブルー
背が高い花穂:20190602撮影

6月になって、ラベンダーの南側にあるノウゼンカズラが勢いを増し、上の写真にあるようにこの株の方に迫ってきた。

すると、枝を避けるように、あるいはノウゼンカズラが落とす影を避けて体を捻るように、株全体が北方向になびいてしまった。

光の方を向くラベンダーの花穂
光を求めて斜めに首を伸ばした:20190615撮影

スーパーセビリアンブルーは透き通る紫

6月中旬には花が開き始めた。一足先に開花した長崎ラベンダー:リトルマミーよりも淡い透明感のある花色。
樹高は1メートルに迫る勢い。

ラベンダー(スーパーセビリアンブルー)の花
1メートル弱と背が高い花穂:20190621撮影

端正さ漂う雰囲気の花だと思う。
香りはこのセビリアンブルーが一番好きだ。

ラベンダー(スーパーセビリアンブルー:Super Sevillian Blue)の花
さらりとした印象の花:20190623撮影

猫ゆえにラベンダー持ち込み禁止なのだ

ラベンダーの色と香りがとても好きなので、庭を持ったら植えたい植物リストの上位にあった。けれど庭に数種のラベンダーを植えた後に、猫には厳禁の香りであることを知った。なんと中毒死することもあるとか。6匹の猫がたむろする室内には怖くて持ち込むことはできない。
ああ、この花の香りを取っておきたいのに・・・。猫飼いの思わぬデメリットであった。

このラベンダーの開花の後、九州北部は遅い梅雨入りをした。

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