忘れてた!この蜘蛛は引越し魔だったんだ。
巣ごと姿を消して死んだとばかり思っていた6本足のコガネグモ。引越して生きていた!
台風14号をポーチの上で耐える
台風に向けての外回り点検中。9月17日のことだ。
各所の雨樋の詰まりを調べていて、玄関ポーチの上をふと見上げると・・・コガネグモじゃないか?あれ。
脚立をのぼり、至近距離で確認。
足6本。あの、死んだとばかり思っていたコガネグモ!
ただひたすら驚く。
今度は、電線の引込線とポーチの屋根の間に巣をかけている。日差しや風を遮るもののない場所。
9月も中ほど、真夏日はなくなったが、これから台風14号が襲来する。耐えられるのか?足、2本足りないし。
それに、前の巣が壊れたのはやっぱりヤモリの襲撃だと思うのだ。
ここは近くに壁はないものの、すぐ下にあるポーチの排水口に続く雨樋は、ヤモリが通路として活用している。大丈夫かな。
雨がパラパラ降り出した。ぱっと見、ここに溜まったゴミはない。蜘蛛の迷惑にならないように退散。
台風に耐えたコガネグモ
そして台風通過後、19日の蜘蛛の巣。
無事である。いや、すごい。
雨量も多く、風も強かった。巣の中央でやり過ごしたのか、天候悪化時には巣を捨てて避難していたのかを知りたいところ。
兎にも角にも、蜘蛛、すごい。
22日卵孵化。再び引越し
台風が抜けて天気が回復し、この蜘蛛が8月31日に作った卵嚢から子グモが出てきた。元気にウジャウジャ。
でも、今回も別種の蜘蛛が近くにいる。
2回目の子グモ誕生を見届けた母グモは、この日また引越し。
今度はポーチと雨樋を繋いだこじんまりとした巣だ。
翌日大きな獲物にかじりついていた。
獲物の種類は不明。食欲があるのはまだ生きられるということだ。
24日、スルスルと巣から降りる
子グモ誕生の翌々日、ポーチを見上げると青空を背景にしたコガネグモ。頑張ってる。
その日の昼過ぎ、巣の直下の雨樋に、うずくまるように丸まっていた。死んでる?
その数分後、するるっと糸を伸ばして降りてきた。いきなりでびっくり。
そして地面に降りたち、ヨロヨロと歩き始めた。足の一本は上に伸ばしたままで、固まっているようだった。これが最後に見た彼女の姿。
1時間ほどして近くを探したけれど、どこにもいない。
昼間のこの時間には、アリやヌマガエル、ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、スズメがやってくる。食べられたのかな。
6月1日から9月24日にかけて、この夏ずっと見続けていた蜘蛛が、今度こそいなくなってしまった。
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