感涙!車中搬送中、キコ鳴き声をあげる

前回病院に連れて行ったものの、興奮しすぎてケージから出せずにそのまま連れ帰ることになったキコ。今回は洗濯ネットに入れてキャリングバスケットに入れ、鎮静剤を打って無事マイクロチップの挿入を終えた。搬送時、ちょっと嬉しいことが。
運転しながら声をかけるとキコが「怖いよう」と声を出すようになったのだ。

首筋をクリップで挟むと硬直しました。

洗濯ネットに入れるのに若干の不安があり、今回クリップを利用した。

猫棚でまったりしているキコの首筋をそっとクリップで挟むと、本当に硬直。床に広げておいていた洗濯ネットに固まったキコを入れてファスナーを閉める。依然硬直。

上開きのキャリングケージの中にそのまま入れる。途端にキコが暴れ始めた。クリップを外す間も無くそのままロックイン。本当は外して搬送したかったのだが。

搬送開始数分間バスケットの中で暴れる気配あり。病院まで20分ほど、首が痛いかな?と思ったが、洗濯ネットをギリギリ噛んだりしている様子からすでに外れているだろうと推測。

運転している間「キコ、怖くないよ。いや、怖いだろうけど頑張れ」などと話しかける。するとキコが「ウワウ〜」と応える。「頑張れキコ」、「ウワウ〜」を続けながら到着。

診察台では洗濯ネットの上から鎮静剤を注射され、ホケっとなったところでネットから出してもらい、触診。案の定クリップはネットの中で外れていた。

クリップに残ったキコの首筋の毛
ネットの中に外れていたキコの毛つきクリップ。

その後、マイクロチップ挿入、ワクチン接種、覚醒用の注射と一連の処置が終わったところでネットなしでバスケットにイン。覚醒するまで様子を観察してもらい、顔を上げキョトンとした表情のキコを確認してから帰宅である。

帰り道は、全ての処置が滞りなく終わったこと、エドやみかんのように怖くて不快であることをキコが声で伝えるようになったことにニンマリしながらの運転である。

家族以外の人間はまだまだ怖いキコなのだ

キコはとても扱いやすい猫だ。爪とぎポール以外のところでは決してトギトギしないし、トイレの粗相もない。お腹が空いた時にはご飯くださいとトコトコやってきて見上げてくる。

なかなか抜けなかった「シャーッ」も影を潜め、通院時に久しぶりに耳にして懐かしかったぐらいだ。来客がない時はまったりゆったり過ごしている。

カメラ目線のキジ猫
カメラ目線のゴキゲンなキコ、奥でダンボールに入っているのはエドだ:20191214撮影

体の上に何かをかけられることにも挑戦中。下は羽毛のひざ掛けに初めて包まれて、温かさにちょっと意外そうな表情をしたキコである。

羽毛ひざ掛けにくるまるカメラ目線のキジ猫
包まれることに慣れてきた:20191107撮影

避妊の影響か、野良時代より随分ぽっちゃりしてしまった。もともとガニ股気味なのも相まって、なかなか愛嬌たっぷりの丸いお尻である。

ぽっちゃりした猫のお尻
ちょっとガニ股気味なのだ:20191213撮影

天気の良い日は外ケージで日向ぼっこ。庭から抜いてきた猫草を堪能しているキコは、アイラインバッチリの緑がかった瞳の美人さんなのである。

猫草に噛み付いているキジ猫
外ケージで猫草を食べるキコ:20191209撮影

病院から帰ったらいつものキコ

家に帰った頃には鎮静剤の影響はすっかりなくなったようで、バスケットから飛び出て一旦外ゲージに走り出、数分をおかず戻ってきてご飯を要求してきた。ご飯の気配によってきたクロエ、茶々とともにお腹を満たし、東の猫棚の最上段に移って毛づくろいである。

頑張ったキコの頭をグリグリ撫でて、注射していない部分のマッサージをするといつものようにゴロゴロ音。普段の落ち着いたキコに戻っていた。一安心である。