猫のオシッコ?いや、ポタリポタリとブドウの樹液が・・・
ウッドデッキ上のプランターが猫のトイレに使われているらしい。即刻対策を施したけれど、翌朝プランターの脇に小さな水たまりができていた。トイレをブロックされた猫がやらかしたオシッコかと思ったら、誘引している葡萄の枝から滴り落ちる樹液だった。
ことの発端は越冬ペチュニアの受難から
ウッドデッキの屋根の下、霜や雪を免れて無事越冬したペチュニア。暖かくなり花をつけ始めた。同じ環境にあったゼラニウムは寒波で瀕死の状態だっただけに、一年草扱いと思っていたペチュニアの強さに驚嘆。来年からは越冬組に昇格である。
約一週間後、このペチュニアが突然萎れてしまった。水切れかと思ったが、土には十分湿り気がある。もしかして?とクンクンすると、嗅ぎ覚えのある臭い、猫のオシッコである!
この後、葉を洗うように水を掛け、家にあったダイソーのワイヤーフェンスをザクザクさして、2度とトイレと勘違いされないように守備を固める。
隣のプランターもトイレ認定されないように、ワイヤーで猫ブロック完了。このプランターにはトノサマバッタが産卵している。猫手で土を掘られるわけにはいかないのだ。
ナバホとトリプルクラウンとトノサマバッタ とげなしブラックベリー2種をプランターに植えてウッドデッキで育て始めた。ある日ジョロを抱えてプランターを覗くと産卵中のトノサマバッタと遭遇。 ブラックベリーのナバホとトリプルクラ …
翌日、謎の水たまりが出現
翌朝、猫ブロックの効力を確かめに行くと、プランターから1メートルほど離れた床が濡れている。当初、トイレブロックされたニャンコが漏らしたオシッコかと思ったのだが、匂わない。
不審に思い眺めていると、ポツっと水滴が落ちてきた。見上げた先にあったのが、下画像の葡萄の切り口だ。
1月末にバッサバッサとかなり強く剪定したのだが、どの枝もカラカラに乾燥していて切り口に樹液の滲みはなかったのだ。初日1カ所だった樹液の滴は、翌日から6箇所に増えた。全ての切り口から樹液が出ているわけではないが、去年までなかった現象に、「ヒムロッドが流血してる〜!」と慌ててしまった。
「葡萄の涙」
このまま放っておいて良いものかと調べると、葡萄が芽吹く前の2週間だけ滴る「葡萄の涙」と呼ばれるものだとか。やがて芽が膨らみ葉が展開し始めると自然と止まるものらしい。一安心である。
今のところ、ヒムロッド・シードレスにのみこの現象があり、もう一本の安芸クイーンには「葡萄の涙」は見られない。樹勢の違いだろうか。
そして、ワイヤーフェンスは完璧にプランターを猫のオシッコから守ってくれている。よかったよかった。