アカガネサルハムシとブドウトリバ
強剪定をかけた葡萄、ヒムロッドシードレスの枝がニョキニョキ伸びて、早々とグリーンカーテンっぽくなってきた。期待していなかった花房もついて喜んでいたら、さっそく葡萄好きな昆虫が出現である。
3月の中旬に発芽したヒムロット・シードレス。施肥・潅水とも行なっていないが、元気いっぱいの様子。
伸びてきたほとんどの枝に花房がついているが、この勢いだと今年も花ぶるいを起こしてハラハラと花が落ちてしまうかもしれない。
虹色メタリックなアカガネサルハムシ
最近7、8ミリほどの小さな緑色の昆虫を葡萄の葉の上で見かけるようになった。どうやら新芽を食べているようだ。
緑色をベースに赤い縦筋が入り、太陽の光にピカピカ光って綺麗だ。
去年の秋に大発生したコスズメの幼虫ほど大食漢でもなさそうだし、ちょっとぐらい新芽をかじられても、元気すぎるヒムロッドシードレスは枯れ込みはしないだろう。
ブドウトリバ:茎の中を喰い進む芋虫
アカガネサルハムシよりも問題なのは、下画像のように枝ごと完全に萎れさせてしまう昆虫だ。
萎れた枝を切り取って、茎を割いて見ると小さな芋虫が現れた。薄緑に茶色いストライプのスリムな芋虫だ。
葡萄の茎の中を喰い進むといえばブドウスカシバだが、幼虫は白い芋虫のはずだ。我が家の芋虫はブドウトリバの幼虫と思われる。(成虫は手足にトゲトゲのある一風変わった形体の蛾らしい。ぜひ会ってみたいものだ。)
ブドウトリバの幼虫は茎をどんどん喰い進んで枝全体を萎れさせてしまうため、仕方なく枝ごと取り去ることにした。ついでにあちらこちらに勝手に絡みついてしまう葡萄のツルもカットである。
安芸クイーンに花房なし
もう一本の葡萄、安芸クイーンは今年も花をつける気は一切ないらしい。施肥は行なっていないが、乾燥気味の西の庭に植え付けたため、晴天が長く続く時のみ、水やりすることがある。
こちらには今のところ、来訪者はいないようである。