イモムシ、夜露にもマケズ
10月半ばから一気に秋めいて、梅の葉は早々と落葉が進み、鉢植えポポーは鮮やかな黄色に紅葉、葡萄の葉も散り始めた。朝露が降り始めた庭に、まだ時々イモムシが頑張っている。
イモムシ・毛虫の画像あります。苦手な方はご注意ください。
リンゴの葉にモンクロギンシャチホコが1匹
9月中旬、集団でこのリンゴをモグモグしていたモンクロギンシャチホコ。10月はこの個体1匹だけがこの木で暮らしていた。
遠目でみると、葉っぱが枯れて丸まっているように見える。
冬になるまでに蛹になるはずだ。

トクガだけど毒はない。ヒメシロモンドクガ
こちらはバラの葉をモグモグ。手持ちの図鑑の写真では、背中の毛束の色が白だ。白から褐色まで個体差があるとのこと。我が家の毛虫は鮮やかな黄色。
黄・黒・オレンジ・赤・白と鮮やかに塗り分けた体に、白・黒・茶・黄色とカラフルな毛束が短長様々に四方八方に飛び出して、これからカーニバルに繰り出すかのように賑やかだ。
頭の先の長い黒の毛束を左右に揺らしながら這っていた。この他に幼齢の個体も1匹。
ヒメシロモンドクガは幼虫のまま冬を越せるらしい。このバラ、クイーンエリザベスは落葉するが、隣にあるホームガーデンは冬でも葉を残す。そちらに引っ越す予定かも。

猫草用に育てているエンバクにウスオビクチバ
6匹の猫のために、エンバクの種を撒いた。柔らかなエンバクの葉は猫たちに大好評。この日、収穫のため手を伸ばした先にイモムシ発見である。
葉にぴったりと身をよせてまっすぐ体を伸ばしていたところを、驚かせてしまい尺取体勢になった。
よくみると古裂を彷彿とさせる文様のイモムシだ。この朝は20センチほど離れた葉にもう1匹確認。きっとお母さんは同じだろう。
蛹になるのかこのまま越冬するのかは不明。

冬に会える芋虫はツマグロヒョウモンだけかと思っていたら、今年はヒメシロモンドクガがひょっこり顔を覗かせてくれるかもしれない。少し期待してしまう。