我が家の願いはA群・B群の融合なのである

我が家の猫は5匹。先住猫みかん、後入り親子のキコ、ソックス、クロエ、茶々。それぞれをA群、B群と呼んでいる。

みかん、初めて庇へ登る

ウッドデッキを金網で囲って作った猫小屋でソックスが上を見上げている。

上を見上げるハチワレ猫ソックス
何見てるのかな?:20220115撮影

頭を撫でても抱き上げても、ソックスがじっと同じ一点を見つめるので、彼の視線の先を見上げると庇の上にみかんがいた。

庇とポリカ屋根が作った隙間めいた空間は、B群4匹猫のお気に入りで、A群(先住猫)であるみかんがここにいるのを初めて見た。

庇の上の三毛猫みかん
みかん初めて庇の上へ:20220115撮影

薄曇りのこの日、金属製の庇が足の裏にほのほの温かいのか、居心地の良さを堪能している様子のみかん。

庇とポリカ屋根の間で寛ぐ三毛猫みかん
この場所が気に入ったみたいだ:20220115撮影

脚立に登ってみかんを撮影していたら、庇への階段がわりに設置している猫ケージのステップにソックスが登ってきた。

猫ケージのステップに登って上を見つめるソックス
ステップを登ってみかんに近づくソックス:20220115撮影

途端に険しい表情に切り替わったみかん。

睨み合う2匹の猫
険しい表情のみかん:20220115撮影

先住猫みかんとB群の間にはまだまだ距離があるのである。

みかん部屋のソックス

5月に先住猫エドが亡くなって、1匹になってしまったA群みかん。彼女がB群から死守している縄張りである寝室を、人間たちは「みかんの部屋」と呼んでいる。

この部屋にある備品は全てみかんのもの。下画像に写っている窓は、みかんが外の縄張りを睥睨するためのものだし、窓に寄せて設置している棚もみかん専用棚。

棚上のベッドからちょこんと顔だけ覗かせたみかんが、なんだか渋い表情をしている。

みかん専用棚の上の猫ベッドから顔だけ出したみかん
みかん専用の窓と棚とベッド:20220110撮影

実はこの時、みかんの視線の先にいたのはソックス。
カーテンの陰にいた。

日差しを求めて部屋に忍び込んだものだろう。みかん部屋は夕方まで日差しが差し込む冬の一等部屋なのだ。 

窓際に座るハチワレ猫ソックス
微妙に視線をそらしているソックス:20220110撮影

B群4匹のうち、みかんに一番コンタクトを取るのがこのソックスだ。この2匹、噛み合いの喧嘩はしないのだが、ソックスがみかんを追いかけ、シャーシャー言わせる事はある。

一斉に猫草を食べにきて、みかんの近くの草にひょいとソックスが顔を寄せると、みかんがすかさず猫パンチを食らわせて牽制している。

仲が良くはないが、険悪ではないと信じたい人間たちだ。

コタツの中の最接近、我が家の奇跡の一枚

A群1匹猫となって以来、常に単独で寝ていたみかん。1月になってB群の夜のねぐらであるコタツが空いているタイミングを見計って昼寝をするようになった。コタツにやってきたB群たちは、中を覗いてみかんが寝ているとそっとUターンする。

けれどある日、奇跡が起きた。

なんとなんと、みかんがB群猫と近距離で寝ていた。去年はエドが一緒でないとB群近くでくつろげなかったみかんが、である。

炬燵の中の3匹の猫
みかんとB群が最接近:20220112撮影

この時、コタツに入っていたのは4匹。ハチワレ猫ソックスとキジ猫お茶々の間に、実は黒猫クロエがはさまって寝ている。

どっちが先に入っていたのかはわからない。けれども、先に入っていた違う群の猫を、まあいいかと許容した猫がいるという事だ。

今年こそ、A群、B群が解消されますように・・・。

我が家のささやかな願いである。