真っ赤に染まったミヤマアカネ
ひと月前は黄色い部分が残っていたミヤマアカネ(深山茜)。秋の色彩が漂い始めたアカネコの庭に、羽の先まで真っ赤に染まって帰ってきた。
発見したのは西の庭、勝手に生えているシソの花の先っぽにヒョッと飛んできた。見事な紅色、赤く染まるのはオスだけだ。

8月中旬:赤くないミヤマアカネ
下はひと月前に撮影したもの。同じ個体ではないだろうが、成熟に連れて赤が色濃くなるミヤマアカネ。一般的にこのころはまだ胸や頰が黄色。羽の先の縁紋もまだ白い。

赤とんぼの複眼は珊瑚あるいは赤メノウ
今では足先を除いて濃い赤に染まっている。
拡大して見ると、いろんなところに微細な毛が生えているのだな。ツルツルの大きな複眼がピカッと陽を反射している。磨き上げられたサンゴか、あるいは赤メノウの方が近いかもしれない。

羽の翅脈の隅々まで赤い色素が行き渡ったようで、白かった縁紋も濃いピンクに染まった。

このトンボは本当に逃げない。後ろから前に回り込み、さらに上から写真を撮ったのだが。

「ちゃんと赤とんぼになったところを見せなくちゃ」と心得ているようにピタッと止まってポージングである。
ただ、猛暑の頃にあったシャチホコ(逆立ち)を見ることはなくなった。

真上から近づいて写真をとっていると、「カクカクッ」と首を左右に動かした。怪しい影に一応警戒はしているのかな?


なんとも見事なトンボの倒立姿勢 最近庭に出没する赤蜻蛉(ミヤマアカネ)はいつも逆立ち中。あまりに見事な倒立姿勢に我が家ではトンボのシャチホコと呼んでいる。 まだ赤くなりきっていないミヤマアカネ。最初に出会ったシャチホコが …