猫小屋で猫たちと狸ウォッチング

我が家は田も山も川もほどほどに近いのである。イノシシやシカの目撃例もあるしアナグマが罠にかかったという話も聞く。

ある朝、5対の耳が連動してピコピコ

朝の猫小屋である。
テーブルにソックスとクロエ。足元のクッションにキコ。3匹が置物のように固まっている。

猫小屋から庭を見つめる猫3匹の背中
耳の方向がぴったり揃ってる:20221118撮影

3分後に猫小屋を覗くと、奥の部屋からみかんも出動。ソックスは足場を変え、直立している。なぜか写っていないが、もちろん茶々もいた。

猫たちはいつも地面で何かをついばむスズメを熱心に眺めているので、この時は特段気にしていなかった。

猫小屋から外の何かを注視する2匹の猫
ソックス立ち上がった:20221118撮影

なので、前庭に出て花の手入れをしたり、芝生に生えた草を抜いたり、ウッドデッキのいつもの場所にカマキリがいるか見に行ったりしていた。

秋の白薔薇
バラの花を撮影したりしていた:20221118撮影

猫小屋の外にケモノがいる!

1時間ほどして猫小屋に目をやると、まだ全猫が勢揃いして裏庭を注視している。

みんな何見てるんだ?とソックスの頭越しに覗いたら、フカフカした毛皮をした小型犬ほどのケモノが。

猫の頭越しに見る狸
ソックスの頭越しに撮影:20221118撮影

慌てて裏庭に回るとウッドデッキの下に潜り込んだ。下画像は床下に潜る直前に撮影したもの。これは・・・?

野生の動物であることは間違いないので深追いはせず、とりあえずこの状況を家のものに報告しようと玄関の方に戻る。

するとちょうど通りがかったご近所さんに遭遇。画像を確認してもらい、「狸」と判明である。

庭に現れた狸
ご近所の方に聞いて狸と判明:20221118撮影

再び、猫小屋に戻り、5匹と1人が息を潜めて裏庭をのぞいていると、ウッドデッキの床下から狸が出てきた。

なんだか、背中の毛がハゲてる?

庭に現れた疥癬の症状がある狸
背中の毛がぬけている:20221118撮影

狸はこの後、庭の端の梅の株元に移動。そこで何やらを食べている。

庭で何かを食べている狸
梅の木の根元で何か食べてる?:20221118撮影

狸は長居することなく庭から離れ、この時期は水のない用水路に降りた。おそらく山に向かったのだ。

戻ってこないことを確認して、狸の食事場所を見に行く。

葡萄だ。そうだった。

肥料になるかと葡萄の落葉をこの場所に撒いた時に、今年熟さなかった果実をその下に敷いたのだった。

庭に廃棄していた葡萄
狸のお目当てはこれだ:20221118撮影

果実を敷いたのは2週間ほど前のこと。夏場は虫たちが瞬く間に食べ尽くしていたけれど、この季節だからずっと残っていたのか。

ところで猫たちはというと、狸がいる間、ひっそりと気配を消し、ただひたすら見慣れぬ獣を見つめていた。

狸の疥癬

狸のことを少し調べて、雑食性で果実も食べることを知った。そして、上画像の狸のように冬場に毛がぬけているのは疥癬という皮膚病にかかっていることも。

そういえば、後ろ足で胴のあたりをバリバリ掻いていた。疥癬はとても痒いのだ。痒さのあまりご飯も食べれす、毛がどんどんぬけて、冬の寒さに耐えられないこともあるそうな。

あの狸は大丈夫かな?この冬を越えられるかな。

狸の疥癬はヒゼンダニが寄生する事による皮膚病だとか。猫にも疥癬病があるけれど、犬科の狸とは種類の異なるダニらしい。でも、ご近所にワンちゃんがいるからこれからは果実を庭に放置するのはやめよう。

なんだかあの狸のことが気になって、疥癬治療の方法なんかも調べてしまった。一時期コロナの治療薬候補に上がったイベルメクチンが効くらしい。もう一度あの狸がきたらイベルメクチン入りのご飯を一回だけ食べさせられないかな。なんて妄想しきり。

イベルメクチンを手に入れるには個人輸入するしかないらしい。そうなると2週間ほど?かかるみたい。いろいろ考えてしまう。

自然は自然に任せる方が良いのだろうけれど。