腹ペコ子猫現る
6月30日の夕方、ウッドデッキに子猫が出現。とりあえず保護したものの、我が家にはすでに6匹猫がいる。さだまさしの「にゃんぱく宣言」の歌詞がふいっと頭をよぎる。「飼えない数を飼ってはいけない〜」ってやつだ。
腹ペコ子猫、ご飯につられてあっさり確保
外ケージでキコの唸り声がする。最近、オスのキジ猫がやって来て、キコと小競り合いをするのだ。慌てて外に出ると猫の姿はなく、ただウッドデッキの下からケミケミと声がする。床下を除くと下画像の子猫がいた。
一旦家に入って、家族に「子猫がいる〜!」と、非常事態宣言である。
再度外に出た時にはデッキの上にいた。けれど、人間の姿にヒョロヒョロとエアコン室外機の下に逃げ込んだ。
こんな時には食い物である。猫飯だ。
お椀を室外機のそばに置くとよほど空腹だったのか、猫飯めがけ一直線にやって来た。顔を突っ込んだところをすかさず確保。
猫掴みで家の中に連れ込んだ。
10分足らずで猫ケージの準備完了
家に取り込まれても、猫飯以外に目もくれずにがっついている子猫の見張りを家人に頼み、こちらは子猫部屋の準備である。
みかんを保護した時のケージを引っ張り出し、B群が使った子猫用トイレに猫砂を入れてセット。小物入れとして使っていたダイソーの升がベッドだ。
この子猫部屋をキッチンに置いて隔離生活である。
(上の画像はケージ住まいを始めて3日目の朝に撮影したもの。ちゃんと升の中で寝た形跡がある。)
人馴れ度、いきなり100%!
拾って翌朝、余裕のある表情でごはんを食べているチビ猫である。この時点で既に人を怖がる様子が一切見えなくなった。
それどころか、抱っこされるとクルクルクルクルと喉を鳴らす人たらしぶりを発揮。
体調は猛烈な食欲以外、ウンチもおしっこも良好。ただ、肩甲骨やゴツゴツした背骨が指に当たるほど痩せている。健康診断に病院に連れて行くことにした。
猫白血病、免疫不全ウイルスとも陰性
生後1ヶ月ほどとの見立て。ウイルス検査では双方とも陰性でひと安心。ただ、もう少し大きくなってもう一度検査した方が良さそうだ。
ウンチには寄生虫はいなかったが、耳の中に噛みついていた大きなダニを先生がピンセットで取り除いてくれた。
下は病院から帰ってご飯をパクついているところ。首筋にはブロードラインを滴下してもらった跡がある。
大切なことを書き忘れるところだった。コイツは♂である。
3日目にして完全家猫化
ケージ暮らしにもなれ、ウンチをした時とお腹が空いた時には、「んぎゃーんぎゃー」と合図。その声がしわがれているのは地声なのか、お腹すいたと叫びすぎたせいなのか。
食べる量もやっと落ち着いて、ケージの外へ冒険に行こうとする元気も出てきた。
試しに猫じゃらしでカマってみると、我を忘れて追っかける無邪気な家猫である。
B群キコ一家の家猫修行とは天と地ほどの違いなのだ。