エド君ロスは続くよ・・・
エドが5月17日に亡くなって、1ヶ月経過、まだうっかりエドの画像を目にすると泣けてくるのだ。けれど我が家には5匹の猫がいて、毎日ご飯を食べてオシッコとウンチを製造し、容赦無くナデナデとじゃらしタイムを要求。あらぬところにゲロをし、今日の猫草はまだかとせっついてくる。
ペットロス対策は「闘病のことを思い返さない」こと
完全室内飼いにしてからエド以前に、病院での安楽死を選択した猫が2匹、家で看取った猫が4匹いる。なので、なんというか、対処の仕方を心得てしまった。
エドの場合、チューブフィーディングの開始とそれをやめる時の決断があった。その後に病院での安楽死か、家での看取りかの選択をしたわけで、今まで以上にキツいかなと思っていた。チューブフィーディング自体も大変だったし。
ひと月が過ぎた今、どちらかというと猫を安楽死させたときの方が鬱々としていた気がしている。きっとその時の経験があるから今大丈夫なのだろう。
でも、自宅での安楽死が可能なら、それを選んでいたかもしれない。
病気になってからのエドを思い出させるものは封印中
エドが息を引き取り、死出の支度を整えた後、闘病に関連するものは全て段ボールに詰め込んだ。流動食やシリンジや療養中に使ったベッドなど全てだ。火葬にして家に戻った時に、それらを見たくないのだ。
それに、エドの写真は見ないように気をつけている。Macの写真ライブラリに彼の画像もたくさんある。一覧表示で昆虫の画像などを探す時には撮影日に注意して、危険期間(闘病中のエドが写っているのだ)は目の焦点をぼかすテクを身につけた。もちろんこのブログの関連記事も読み返していない。
もっとエドの健康に気をつけるべきだったとか、寂しい思いをさせていたかもしれないとか、苦しい思いをさせたかもとか、今は考えないようにしている。
我が家にはやりたい放題の5匹の猫がいて、雑多な植物が日々変化をみせ、初めて遭遇する昆虫がいたりして、感情を動かす要素が目白押しにやってくる。とてもありがたい。もちろん突然エドのことを思ってメソメソすることもある。寂しいから仕方ないのだ。それを否定しないこと。
あとひと月、あるいはふた月たてば、エドの写真をじっくり見れるようになるはすだ。その時彼の絵を描くつもりだ。生前の彼の絵は1枚だけ。もっと描けば良かったとこれはちょっと悔やんでいる。
たった1匹のA群になってしまった三毛猫みかん
ひと月余りの闘病中、どうしてもエドにかかりきりになる時間が増えた。その時点からいつもとは違う日常をそれぞれに感じていたであろう5匹である。特にみかんは、毛繕いをするのもされるのも、一緒に寝るのもエドだけだったので、エド君ロスになる危険性が高かった。
下は、出棺前のエドを見つめるみかん。この時、エドが死んだことを理解しているのかな。
偏食猫みかん
みかんは気に入らないご飯には決して口をつけない頑固者だ。
みかんの好物はチャオの焼きかつお、タマの伝説シリーズ、無一物シリーズ。どれも一般食。
これだけだと栄養が偏ってしまうので、その他の総合栄養食のカリカリやウェットフードをあれやこれや日替わりに食事メニューに入れている。目新しい味を欲しがるので同じフードを続けて出しても食べないことが多い。何を出しても食べない時にはチュールで気分転換させたりしている。
とにかく、エド君がいなくなったストレスで絶食などされて、肝リピドーシスなんかを発症されると困るのだ。
人間が仮のA群メンバー
読書など、机を離れてできることは、みかんのテリトリーである寝室で過ごすようにしている。1匹だけで引きこもる状況を作りたくなくて。
人間が居間に集合していると、トコトコやってきて部屋の中をぐるーっと回って寝室へ戻っていく。それを数分おきに繰り返すようになった。みると廊下の真ん中にちょこんと座って人を待っている。寂しいのだ。
しばらくはずっと「みかん特別可愛がり月間」である。これからB群4匹との関係性に変化があるか注視している。仲良くなってほしいな。
すぐに日常を取り戻したB群4匹
エドの療養中、ほとんどの時間を外ケージで過ごしていたB群である。
キコだけはエドのチューブを気にすることなく、挨拶に行っていたかな。
彼らはすぐに以前の日課を取り戻した。下は朝のナデナデタイム。競い合ってお尻を撫でろと要求中だ。私の手は君たちのお尻を撫でるためについているのではない!とついグチがもれてしまう。
どの猫もスリッカーブラシが大好きで、特にキコとクロエはジーンズをブラシでなでて音を立てるとすぐにやってくる。そして誰かがブラッシングされていることに気がつくと他のメンバーがゾロゾロ尻尾を立てて寄ってくる。
クロエもテレビ鑑賞を再開。
かぶりつきの特等席で寝そべって毛繕いしていた舌をふと止めて、画面に見入っている。
部屋に冷房が入ると、彼らは毛布の上で気持ちよく昼寝。
下はグーンと伸びをしたポーズで再び眠りに落ちたソックスだ。
今、夜の11時。ソックスが家の中でハンティングを開始した。獲物を確認すると小ぶりの黒い甲虫。ゴミムシダマシのようだ。がんばれソックス。
そんなこんなの小さなことの連続で日々が過ぎていく。