てっきりオオカマキリだと・・・

オオカマキリとコカマキリとハラビロカマキリの3種が常連カマキリだったこの庭。ついに、ついに、チョウセンカマキリがやってきたのだ。

出会いは8月10日、オオカマキリだと勘違い

庭に数個のオオカマキリ卵嚢からの孵化を確認していたものだから、今年初めて遭遇した成虫(下画像)をオオカマキリだと思い込んでいたのだ。この時きちんと確認すればよかった。

出会いの場所は東の庭の梅の幹。

梅の木にいた茶色型のチョウセンカマキリ
この時はオオカマキリだと思っていた:20220810撮影

8月24日ウッドデッキを伝って西の庭に到達

次に出会ったのは十数メートル離れた場所。西の庭からのウッドデッキの登り口に仁王立ち。

東の庭と西の庭は建物で分断されている。建物南面を繋ぐウッドデッキの両端から誘引した二本の葡萄を渡ってきたか。

この時もオオカマキリだと思ってた。よく見ると前脚の付け根が黄色くないじゃないか。(オオカマキリは薄黄色、チョウセンカマキリはオレンジ色なのだ)

茶色に黄緑の差し色のあるチョウセンカマキリ
ウッドデッキの上がり口で仁王立ち:20220824撮影

↓背中側から撮影した写真。前胸のシミの様な模様で、8月10日に出会った個体と判断した。

茶色に黄緑色の差し色のあるチョウセンカマキリ
翅の模様が朽ちた葉脈のようだ:20220824撮影

8月30日、お腹がぷっくり、メスだと認識

この画像では、同一個体かちょっと自信がない。ただ、位置的には上画像から1メートル足らずの場所。

お腹の膨らみが顕著で、メスなのだと認識。

ヨシズにお腹の大きなカマキリ
お腹ぷっくり:20220930撮影

9月3日、台風前の片付けで、ヨシズごと運搬される

台風11号到来の数日前から庭の片付けを少しづつしていて、上画像のヨシズも丸めてウッドデッキの隅に片付けたのだが、カマキリを簀巻きにして一緒に運んでしまったらしい。

気がつくと足元を歩いていて、ラティスに取り付いて登り始めた。カマキリには災難だったが、動きに異常はない。怪我がなくてよかった。

下画像、カマキリの目に瞳孔はないと知っているけれど、やっぱり視線があっているような気になってくる。そんなふうに顔を傾げないでくれ。かわいいから。

ラティスを登るチョウセンカマキリ
「かわいい」以外の言葉が浮かばない:20220903撮影

オオカマキリのメスとニアミス

翌日、猫小屋の金網を登っていくところに出くわして、カマキリのお腹側をじっくり堪能!

お腹側から見た茶色型チョウセンカマキリ
猫に見つかりませんように・・・:20220904撮影

そしてこの時、胸元というか、前脚の付け根がオレンジ色なことに気付いた。

チョウセンカマキリ?・・・おお、初のチョウセンカマキリ!!!テンションが上がってしまった。

チョウセンカマキリの胸元のオレンジ
この画像でチョウセンカマキリと確信:20220904撮影

それにカマキリの喉元のゴツゴツ感、すごいな。眼福、眼福。

そしてこの撮影時、もう1匹カマキリがいることに気がついた。猫小屋の外に出てみる。

下画像、金網にチョウセンカマキリ、天井にもう1匹。

ウッドデッキにカマキリ2匹
共食いは避けてくれ・・・:20220904撮影

こちらもお腹がぷっくり。メスのカマキリだ。胸元が見えないので確証はないが、たぶんオオカマキリ。

オオカマキリのメスのお腹
おそらくオオカマキリ:20220904撮影

お腹ぷっくりのメス同士が鉢合わせしたら、きっと、たぶん、間違いなくお互いを獲物とみなす。嬉しくない展開だ。

カマキリがうっかり猫小屋に入り込むのも困る。無事に卵を産んで欲しいのだ。

それに、オオカマキリから1メートルほどの葡萄の葉に、今年生まれのチビガエル(ニホンアマガエル)が潜んでいる。
カマキリたちに見つからないだろうか。

ハラハラする日々が続きそうだ。