肛門腺:魚の干物の匂いを強烈にしたような・・・ニオイ?
マイクロチップ埋め込みのために病院に連れていかれたお茶々。恐怖のあまり診察台から飛び降り逃走を試みた挙句、肛門線を噴射!診察室が強烈な匂いで包まれた。
肛門線からの噴射に初めて遭遇
猫の肛門腺騒動は初めてではなく、もうすでに鬼籍に入ったクロ(オスの黒猫)の肛門線が化膿して治療したことがある。また、こちらもすでになくなったコタロウ(オスの白黒猫)が、外でよその猫から追われた際、相手に噴射してうちに駆け戻り、家人によると非常に臭かったとのことで、この時不在で良かったと思ったものだ。
今回、初めて肛門腺からの噴射を目の当たりにし、強烈な臭いを嗅ぐことになった。
引っ込み思案の怖がりお茶々
去年の避妊手術やワクチン接種時はトラブルのなかったお茶々、てっきり怖い時に固まるタイプだと思っていた。今回もキャリングケージから診察台におとなしく出されたまでは良かったが、体重を正確に計るために、当方と看護師さん双方の手が茶々の体から離れた一瞬に診察台から飛び降りた。
すぐに看護師さんが床で抑えたのだが、大暴れして手を逃れ、診察室の隅の棚の下に避難。当方が茶々の視線の高さにしゃがみこみ「とりあえず、落ち着け。お茶々、落ち着け・・・」と声をかけながら首筋を抑え猫づかみで捕獲、病院で準備していただいた洗濯ネットにin。これで一件落着と思いきや・・・・なんとも言えぬ臭いが立ち込めていた。
すぐさまスタッフの方が消毒液片手に清掃を始め、何が起こったのかを尋ねると、肛門腺噴射とのこと。よく見ると若干茶色がかった透明な液体が、診察台と床に飛び散っていた。
怖かったり興奮した時に噴射するらしく、お茶々の場合、体を触っていた人間の手が離れて、「逃げられる!」と思った瞬間に発射したものと思われる。
茶々、鎮静剤を注射される
興奮状態であるため、猫と人間の双方の安全を考えて鎮静剤を注射してのマイクロチップ埋め込みとなった。
ネット越しに注射を打たれ、朦朧としたところで洗濯ネットからお出ましいただき、処置終了。覚醒するための注射をもう一本打ってキャリングケースに入ってもらう。
その後、数分看護師さんが様子を観察、覚醒を確認してから帰宅となった。
キャリングケースは丸洗い、目隠しにかけていた布は廃棄処分
帰途の車の中でも異臭は漂い、帰宅後ケージから走り出た茶々は外ケージにまっしぐら、そこで毛づくろいである。
キャリングケージも当然臭い。外の水道で丸洗いである。
落ち着かせるためにケージにかけていた布にも異臭が。これは廃棄である。
お茶々、夕方まで外ケージで頑張る
この頃は朝・夕ひんやりと肌寒くなるのだが、怖い思いをしたお茶々、薄暗くなって他の猫たちが家の中に入って来てもしばらく外ケージにポツンと残っていた。