日常が戻り(ヒロユキがいなくなり)、非日常が訪れる(よそ猫が現れる)
チビ猫ヒロユキが里子に行き、情緒不安定だったB群猫に落ち着きが戻った。けれど入れ替わるように登場したのは、去年10月を最後に姿を消していたヨソ猫グレオ。再び恋の季節なのだ。
B群猫たち平常行動に戻る
ヒロユキのいる間、ずっと外ケージで野宿めいた生活をしていたB群のキコ、ソックス、茶々、クロエの4匹猫である。
ヒロユキが里子に出たその日の夜になって、やっと新入り猫がいなくなったことを確信したらしく、家の中でくつろぎ始めた
キコは座った人間にピトッとくっつくようになり
ソックスは膝の上。
茶々ものんびり毛づくろい。
クロエは、「あれはなんだったのさ」と言っているようだ。
A群、エドとみかんはB群ほど神経質ではなかったが、いつもより少しだけ鼻息荒く、フンフンしながら室内パトロールをしていたみかんも、その「フンフン」が聞こえなくなった。
今度は雄猫たちがやって来た
ヒロユキと入れ替わるように出没するようになったのは、アオアオと啼きながら近所を巡る雄猫たち。
A群のテリトリーである玄関には、キジ白のオス猫が出現。久しぶりにエドの唸り声を聞いた。
B群テリトリーである東のウッドデッキには、半年ぶりにグレオが現れた。少し離れた家の飼い猫だ。
去年より、貫禄のあるボス猫っぽい面構えになった。
こんな風にちょっといかつい表情をする雄猫は、案外優しい猫だっりする。
今は故猫となったクロという雄猫を思い出す。
グレオみたいに頰の張った黒猫で、家猫になる前は百戦錬磨のケンカ猫だった。でも外見とは裏腹に、新入りや子猫の面倒見が良かったのだ。