猫のハンティングの後片付け
朝、起き抜けに危うくバッタを踏んづけるところだった。畳の上で死んでいたのだ。猫の仕業だ。彼らが家にいると、食事の準備、トイレ掃除、ゲロの始末、抜け毛の処理、そして彼らの狩の獲物の後片付けという仕事が日常的に人間に課される。
昆虫の死骸画像があります。苦手な方はご注意ください。
外ケージは猫の狩場
死んでいるが食べられてはいないバッタである。いたぶり尽くされたようだ。もちろん猫たちの仕業だ。
明かりの乏しい常夜灯の下では気づかずに踏んでいたかもしれない。危ないところだった。
前に暗闇でゲロを踏んづけたことがある。思わず奇声が喉をついて出た。どんなに寝ぼけていても覚醒は瞬時だ。
このバッタは屋内に迷い込んだわけではなく、外ケージにいるところを運悪く、3匹いる遊び盛りの3歳猫のいずれかに遭遇したのだ。

雑草に埋め尽くされた庭には多種の昆虫がいて、庭に面したウッドデッキ上のケージに不用意に近づくものもいる。

外ケージへの出入りは窓に設置した猫ドアを通じで常時可能。夜中にもパタン、パタンとドアの開閉音がある。夜間ハンティングもしているみたいなのだ。
アゲハチョウの生首
ある時、ソックスとクロエが外ケージから先を争うように連れ立って部屋に走り込んできた。
何ごと!?と後を追いかけると、ソックスがアゲハチョウを咥えている。

ソックスは以前、コガネムシを食べたことがある。猫ドアを抜けて人間の足元に真っ直ぐやってきて、口からポトっと何か落とした。「コガネムシ!?」と人間に声を上げさせたところで、床から咥え上げてそのままひと噛み、呑み込んでしまった。
今回のアゲハチョウは隙を見て没収。その後クロエとともに消えた獲物をあちこち探していた。
やれやれ、と一息ついたところで、目についた畳の上の黒い豆つぶみたいなもの(乱視+老眼なのである)を拾いあげようとして、瞬間、凍りついた。
指でつまむのを躊躇したのは、下のビジュアルの意味を認識したためだ。
蝶のなま首。シュールだ。

よそ猫の狩
家の外でも後始末をすることがある。我が家が数匹のよその猫の縄張りに組み込まれているためだ。
建物南側のウッドデッキに葡萄の安芸クイーンを誘引している。
ちょうど下画像の水平な枝が野鳥の止まり木になっている。(下にフンがたくさん落ちているのだ。)

この枝の直下の手すりに、爪痕と羽毛が残っていた。狩の痕跡に間違いない。

手すり下には、数枚の葡萄の葉と、羽毛があちこちに。

羽のサイズと色から、襲撃されたのはスズメかな?

狩りは守備よく成功したのだろうか。
スズメを襲ったのは、最近新たに見かけるようになった猫かな?
まだ大人になり切れていない若い猫で、首輪をして、ちょっとグレオに似た毛皮の色。
この日、猫が持ち帰った獲物の処分に悩む飼い主さんが近所にいたかもしれない。
アオアオと雄猫が鳴く。恋の季節なのか? 我が家の猫は去勢避妊済み。発情とは縁のない6匹なのだが、外の世界はそうではないようで、最近1匹の雄猫がアオアオ中。彼の声が聞こえるたびに、我が家の猫たちは気もそぞろなのである。 屋 …