もう一本の葡萄、ヒムロッドシードレスと同年に購入したものの、地植えが1年遅れて生育に大きな差が出てしまった安芸クイーン。数年ぶりにわずかに結実したが、色づかず、熟さず、不安の残る生育状況だ。
カエルが冬眠して地植え時期を逸した安芸クイーン
ヒムロッドは2017年の冬に地植え、安芸クイーンも同時に地植えするはずだったが、2匹のニホンアマガエルがこの葡萄の鉢植えで冬眠したため、庭におろすのが一年遅れた。
下画像が元凶となったカエル。冬眠から目覚め、そろそろ田んぼに戻ろうかなんて考えているかもしれない頃の写真だ。もう1匹の画像がないが、とにかくこのカエルたちのせいでヒムロッドに生育状況で大きく水をあけられた安芸クイーンである。
下画像、2018年の春を迎えた安芸クイーンの全体像。
ところがこの年、一房だけ花穂をつけ6粒が美しく色付き、味見するとなかなか美味しい。
地植えしたヒムロッドはこの年花穂はなし。つまり、我が家の葡萄初収穫は安芸クイーンだったのだ。
2018年の冬に西の庭にやっと根を下ろした安芸クイーンは、2019年、2020年と花を付けなかった。
そして、2021年、待ちに待った花穂が出現。(その様子は以下のリンクにて)
受粉虫がこないフェイジョアと黒とう病っぽいヒムロッドシードレス 我が家では果樹も無肥料・無農薬。満開となったフェイジョアに今年は受粉を手伝ってくれる昆虫がこない。葡萄は激しく花ぶるいしてスカスカの房になった。 満開なのに …
葉裏に白いカビ、これはベト病?
花ぶるいしながらもまばらな果実をつけ、生長を楽しみにしていたところ、葉の裏面にべったり白いカビ状のものが付着した。確証はないがベト病というものではなかろうか。
ひどくやられている葉を枝ごと除去し、ビニールに詰めて廃棄した。相棒のヒムロッドには黒とう病らしき症状が出てこちらも枝をカットして廃棄。面白いことに、ヒムロッドは黒とう病のみ。安芸クイーンはべと病のみという具合だった。
熟さない果実
農家さんが作る安芸クイーンはまん丸で美しい色づきなのだが、我が家のものは粒は面長、そして今年は一向に熟さない。2018年の房は7月下旬に綺麗な色がのり、美味しくいただけたはずなのだが、8月になっても緑のままの房が大半。
ひと房、ふた房、まばらに色づいたものがあり、待ちきれずに収穫した。しっかりした果肉でおいしかった。
それ以降、色づいた粒だけ部分的に切り取って食べている。
未練がましく10月まで青い房をぶら下げたままにしておいたら、下画像のようなことになってしまった。
緑の粒はまだ硬く、かじってもすっぱいだけ。黒くしぼんたところはベト病でしょうか?
そろそろ今年の葡萄は終わったと認めるべきか。
房の生育不良の原因は暑さかもしれない
安芸クイーンが綺麗に色づいた2018年を思い返してみると、風の吹き通るウッドデッキの屋根の下で、明るいながらも夏の直射日光に焙られずに住む場所だった。
そして今年は、西日はガンガン当たるし、さらに果実のついた場所はエアコン室外機の正面(その距離1メートルほど)。これは葡萄でなくても厳しい。この冬の間に何らかの対処をすべきかな。でも何ができるだろう。