母猫キコが娘猫のクロエを敵視、なぜだ?
母猫キコとその3匹の子供たち(ソックス、茶々、クロエ)で構成される我が家のB群。最近、家庭内不和が生じ、クロエがすみっこに追いやられている。
発端は夜の外ケージのいさかい
夜8時ごろ、外ケージで猫の金切り声が上がりソックスが猫ドアから走り込んできた。ウッドデッキによその猫が来たのかと、ランタン片手に人間が出動。くまなく捜索するがケージの周りに猫影はない。喧嘩相手はすでに逃走したかと安心したところで背後で再び悲鳴のような金切り声が!
振り向くとケージ下段の隅に追い詰められたクロエと、尾を棍棒のように膨らませ目をつり上げたキコがいた。この時はホウキを2匹の間に差し込んでキコを牽制。キコを先に部屋へと追い込み、しばらくしてクロエも中に。そこで再び戦闘モードのキコに追いかけられたクロエは東の猫棚の最下段、カーテンで囲まれた場所に逃げ込んだ。(どうやらそのままそこで一夜を過ごしたようだ。)
後で確認したら、外ケージにクロエがオシッコを漏らしていた。クロエ、怖かったんだ。すごーっく怖かったんだ。
2匹の不和にB群の残りメンバーと人間がピリピリ
その後、クロエの姿が目に入ると、急にキコが怒りモードになる日が数日続き、クロエはすっかり怯えてしまった。下画像でソファとカーテンの隙間に寝ているクロエだが、緊張した視線はキコを捉えている。
この時、テーブルの下にいるキコもクロエを睨みつけている。そんな視線が交差する線上に、ソックスがやってきて寝転んだところだ。
クロエはキコがいると満足にご飯も食べられず、隠れ場所にしている東の猫棚にほぼこもりきり。水とご飯は人間が差し入れしてして、トイレ室にはキコが外ケージに出ているか寝ている時を狙ってそーっとそーっと行って帰ってくる。
キコがクロエを敵視しているとき、ソックスと茶々は混乱しているようだ。キコがカーテンの裏に追い込んだ猫を見に行くとそこにいるのはクロエ。怯えたクロエはソックスと茶々にもシャーシャーしてしまう。それを見てそーっとクロエから離れる2匹だ。
喧嘩、終わった?
さて、キコはスリッカーブラシが好きである。マッサージも好き。下はひと通りのボディケアを受けた後ご機嫌で毛布をモミモミしているところだ。
そこに、同じくブラッシング好きのクロエがやってきた。振り向くキコに焦る人間。追加の背中マッサージでキコの気をそらす。
ところが、だ。修羅場になるかと慌てまくる人間の意表をつくようにキコがクロエの顔を舐めた。あれれ?
その後、クロエのことを気にするそぶりもなく毛繕いを始めた。もしかして親子喧嘩、終わった?
安心し切ったクロエの顔は崩れてしまった。
クロエは、幾度もしつこいくらいにキコに顔を擦り付けた。ママが好きなんだなクロエ。よかったよかった。
その数時間後・・・キコの目が、コワイ
ふっと、キコを見たら、見たことのない顔をしている。野良猫時代のキコ(あの頃はほっそりしていたな、キコ)を彷彿とさせる表情だ。
キコの視線の先には、猫棚から顔を覗かせるクロエ。2匹、バッチリ目があってます。なんだか嫌な予感。
クロエもキコの気分の変化を察した模様。
クロエに、「目を逸らした方が良さそうな気がする」と忠告してみた。目はそらしたけど、やっぱり怖いって?
予感は的中し、再びキコがクロエを追いかけ始めた。クロエは怖くてシャーシャー言いっぱなしだ。この夜もクロエは猫棚のカーテンの中に引きこもり、夜中には追いかけられて人間が仲裁に入ることに。
よく分からない展開
そしてその翌日、クロエをブラッシングしていると、キコがやってきて2匹お尻を並べてブラッシング。クロエはキコにすりつき攻撃。
・・・・分からん。猫・・・分からん。
B群猫の様子を伺いながら今、この文を書いている。
もしかして、キコもエド君ロス?
キコは5月に亡くなったエドがとても好きだった。家猫になった最初の頃からずっとだ。彼がいなくなってキコの生活の大きな楽しみが消えてしまった。ストレスが溜まっているのかもしれない。
最近の暑さに外ケージで大胆なヘソ天を見せて寝ているけれど、傷心のキコなのかも。