飼い猫グレオ

発情期中、我が家に日参していたヨソ猫グレオ。どうやら我が家は正式に彼の縄張りに編入されたらしく、今でも週に数度姿を表す。人間との微妙な距離の取り方に、野良猫か飼い猫か判断しかねていたのだが、近所の方情報にて飼い猫であることがわかった。

グレオの流儀:アオアオ挨拶

発情期は終わったようだが、やってくると大抵アオアオと声をかけて「やって来たぞ!」と知らせてくれる。

グレーと白の雄猫グレオ
首輪はないが飼い猫と判明:20190905撮影

訪れた日にはアカネコ一家の猫達が外ケージにいても、いなくても、気にすることなく数時間昼寝して過ごしているようだ。

ウッドデッキで昼寝中の猫
100パーセントくつろいでいる:20190918撮影

グレオはとてもフレンドリーな猫なのだ

グレオの姿に慣れっこになって来た我が家の猫達、グレオも外ケージのすぐ近くに寝転がって眠ることがある。彼の仲良くなりたいアピールを感じる。

ウッドデッキで昼寝中の猫
外ケージの近くで昼寝:20190923撮影

けれど、まだ互いに鼻チョンして挨拶するほど馴染みになったわけではなく、あまりケージに近づくと、我が家の猫たち(特にキコ)の逆鱗に触れ、その金切り声と剣幕に驚いて飛びさがる、というルーティーンめいたことが週1頻度で繰り返されている。

おそらく1、2ブロック先からやってくる

雨の降り始めに、道路を小走りに横切りウッドデッキに飛び乗って毛づくろいするグレオを目撃した。雨宿りに最適な我が家が彼の縄張りの中でもお気に入りスポットなのだろう。

下は珍しく西の庭の犬走りの上で香箱座りをしているグレオ。

コンクリートの上で香箱すわりをしている猫(グレオ)
香箱すわり中のグレオ:20190924撮影

そういえばこの近くに植えているアカンサスモリス・タスマニアンエンジェルの土が掘り返されていた。そこは野草が繁茂するこの庭の中で数少ない、土が露出した猫の排泄欲求をそそるポイントなのだ。

幸せな生き方

それにしても、彼が野良猫でなかったことに兎にも角にもホッとした我が家である。

そして、この家がもし「ポツンと一軒家」だったら、我が家の猫たちが謳歌できたであろう、自由な生活を満喫中のグレオを見るにつけ、「ごめんよ」とアカネコメンバーたちに囁いてしまうのである。

草むらの中でイカ耳で警戒中の灰シロ猫
草のベッドでお昼寝中のところを起こしてしまった:20191003撮影