完全放任でOK?:手間なしのジャーマンアイリス
2016年に引っ越してきた際、旺盛に茂るオシロイバナの陰でひっそり生き延びていたジャーマンアイリス。2017年に株分けして数カ所に植えたところ、それぞれの場所で群生中である。
草薮の中でもへっちゃら
今年もジャーマンアイリスが一斉に開花。下の株は朝から午後3時ごろまで日が当たる東の庭の株だ。

2年前2018年の5月では花穂1本だけの一株から2年でこの状況。増殖力がハンパないのである。
ジャーマンアイリスは背の高い植物なので、他の植物が繁茂してもビクともしない。

草をかき分けると昆虫も様々生息しているが、特に被害を受けている様子はないようだ。
美しいのは花も葉も
花弁3枚が上向きに、残り3枚が下向きに、おまけにヒゲまで生えている。ユニークな花だが優美でもある。

花びらは陽が透けるほどに薄いけれど、同時にとてもしっかりしている。

花は数日でしぼみ、同じ茎の次の蕾が順に花開く。
刀身のようにシュッと立ち上がった葉は常緑。一年中爽やかな色彩を楽しめる。毎日なんとなく目を楽しませてくれる植物なのだ。

季節外れの株分け
昨年12月、管工事のために壊した花壇から掘り出したジャーマンアイリスをいくつかの場所に移植した。株分け時期はもっと早く、秋が良かったみたいだが駄目元である。
くっついた芋というか、球根をぱきっと折り分けて、バラバラにして植えるのだ。

作業としては、植える場所を決めたら土を軽くを掘り、アイリスの球根を横に寝かせて埋めもどすだけなのだが。

かける土も、他の植物の根っこ混じりの土をそのまま戻す感じ。腐葉土や肥料もなし。ただ、日当たりは良い場所だ。

今年の開花はちょっと無理かもと思っていたら、繁茂する他の植物を物ともせず立派な蕾をつけてくれた。

ジャーマンアイリスの世話としては、しぼんだ花の摘み取りと、全て開花を終えた茎の折り取りだけだ。
ただ、勢力拡大が早すぎるので、これからは計画的に植え替えなり、間引きなりを行うべきなのかもしれない。