ジャーマンアイリスとトキワツユクサとササグモ

勝手に増えるジャーマンアイリスの株間に、トキワツユクサがぎっしり生えている。春の暖かな晴れの日には、トキワツユクサの花芽の葉がササグモたちのハンモックになる。

トキワツユクサ、ジャーマンアイリスの間で繁茂中

西の庭、枝垂れ梅の足元を埋めるように、ジャーマンアイリスとトキワツユクサがぎっしり生えている。

この写真、よく見るとちらほらとササグモたち。

トキワツユクサとジャーマンアイリスが叢生中
西の庭の枝垂れ梅の木陰となる場所で:20200411撮影

この日、10匹を超えるササグモがトキワツユクサの葉の上にいた。

トキワツユクサの葉の上にいるササグモたち
葉の窪みが居心地良いのかも:20200411撮影

彼らがいるのはほとんど登頂の葉っぱ。カップのようにカーブした葉のくぼみでくつろいでいるようだ。

ササグモは肉食で、トキワツユクサそのものへの執着はないと思うが、背の高いジャーマンアイリスの谷間を埋める、トキワツユクサのポジションが、狩場としても優秀なのかもしれない。

4月下旬、トキワツユクサの白い花が開花

程なく、トキワツユクサが開花を始めた。純白の花は涼しげだ。

群生するトキワツユクサの白い花
清楚な白い花:20200425撮影

数種あるトキワツユクサの中の、おそらくこれはオオトキワツユクサだ。花のふわふわ白髭がこんな風にフサフサと多いらしいのだ。

フサフサ毛のトキワツユクサの真っ白な花
柔らかなフサフサ毛が面白い:20200430撮影

花のアップ写真を撮るべく粘っていたら、食事中のササグモを見つけた。

トキワツユクサの白い花の近くで捕食中のササグモ
食事中のササグモ:20200430撮影

邪魔しないように、そっと退散である。