1歳の兄妹猫、ソックス、クロエ、茶々の3匹は遊び盛り、毎日ではないのだが、夜に大運動会を繰り広げる。我が家には猫が全力疾走するに十分なだけ、長くまっすぐな廊下が家の真ん中にズドンとあるのだ。
猫毛で興奮!?大爆走の夜
いつにも増して激しくダッシュする足音が長く続いた朝、猫毛玉ボールの材料を備蓄していたカエルゴミ箱の口がぱっかりと開いて、中に入っていた猫の抜け毛が引きちぎられて床に散乱していた。

カエルのゴミ箱の中は空っぽ。倒れてはいないので、器用に猫手で掻き出して、フガフガクンクン3匹で嗅ぎ放題をやらかしたのだ。これが興奮剤となったのか?
暗闇に繰り返し響いていた「ダダダダ、ガッシャーン、ドン、ダダダッ」という音を解読すると、猫毛をクンクンして興奮MAX、足音高く「ダダダダダッ」と廊下を全力疾走し、ついでに猫部屋の猫ケージに「ガッシャーン」と飛びついてその天井へ登っては「ドン」と飛び降り、「ダダダッ」とまた駆け戻る、というような行動であったと推測。
でも、猫の運動会は制止しません。
なぜかというと、「ウルサ〜イ!」と起きたりしたら、しつこいご飯コールに切り替わり、そして1歳猫3匹どころか大人猫3匹も起き出して全猫に夜食を提供する羽目になるからだ。
それに、幼猫時分は、夜中に音がすると危ないことになっているかもとチェックしていたけれど、一緒に暮らしてはや一年、成猫になり各々の性格もつかめた今、何となくやっていることが推測できるのだ。
この騒動で家の何かが壊れることはあっても、彼らが怪我することはなかろうという安心感である。
今では運動会の騒音に一旦目が覚めても、無視して眠ることができるようになった。

室内で毎日生活している彼ら、廊下を走るぐらいの気分転換は必要だと思うのだ。
トイレ、キッチンなど水回りに通じるドアは忘れずに閉めて、ゲロられては困るものの安全だけしっかり確保して、あとは彼らを信じて寝るのである。
でも、夜の運動は週一回くらいでお願いします。できれば土曜の夜に。