猫にも好みがあるようで
エド以外、爪切りをしていない(させてくれない)我が家の猫たち。
よって家の中はボロボロだ。
爪とぎは猫の習性の一つだが、どこで何をもって研ぐか、一様ではない。それぞれ好みがあるのである。
三毛猫みかん、建具で爪とぎ
みかんのお気に入りの爪とぎは、家そのものだ。
建具の高さ60センチから90センチの高さがみかんの爪とぎスポット。ガラス障子の桟やドアの縦枠など、毎日せっせとガリガリしている。

爪とぎを悪いことだとはこれっぽっちも思っていないので、トギトギしているところに人間が近づいて行くと「爪とぎって楽しいよ。見て見て!」とばかりに、見上げながらガリガリ続行である。得意げな表情がなかなかに可愛らしいのである。
下の画像はドアの縦枠の惨状。家が壊される前になんとかする予定。

みかんの他には、茶々が稀に猫部屋のガラス障子の桟をガリガリする程度。だがみかんの破壊力には遠く及ばない。
畳の縁やダンボール
細い畳のヘリで爪とぎをするのはエド。
下の画像の左がペット用畳のヘリに残ったエドの爪痕。目の詰まった硬い防水性の布なので、爪がかかりにくいらしく現在数カ所のみの被害にとどまる。
画像右半分はみかんに破壊されたダンボール。
平置きだろうが立てかけだろうが、中身の詰まったダンボールであっても関係なく片っ端から爪を立てまくっている。

最近のみかんのお気に入りスポットは、猫部屋のB群のケージの天井にかぶせているダンボール。
1日に何回もバリバリ轟音を立てている。3段ケージの上から周囲を睥睨しつつ爪を研ぎ、時々は寝っ転がってくつろいでいるようだ。

ジョイントマット、カーペットタイル
この二つは平置きの爪とぎとして部屋の隅に置いてある。ジョイントマットはみかん、カーペットタイルはエドと完璧に好みが分かれている。

最近、ジョイントマットをキコが爪とぎとしてではなく座布団として使用しているようだ。
研ぎカスはジョイントマットは少しだけ、タイルカーペットはほぼ無しである。
どこでもツメとぎタワーS
爪とぎタワーは、B群猫たちが頻繁に使用。下画像は2年ほど使ってボロボロになった「どこでもツメとぎタワーS」。B群一家の家猫修行を始めた1年前から急激に劣化。巻きつけてあった縄は解け、ネズミは皮を剥がされた。

さすがに爪を研ぐ場所がなくなってきたので、新しく購入。

新品のタワーをセットするとみかんが偵察に。建具よりもこちらを使用してほしいのだが。ネズミのおもちゃをスンスン嗅いだだけで去っていた。

そのあとソックスが現れ、新しいネズミに戯れることしばし。

現在、ツメとぎタワーは3つ稼働中。ほとんどB群4匹が活用している。
下は、ご機嫌で爪とぎするキコの後ろ姿。Sサイズの爪とぎタワーは成猫には少し高さが足りないのである。
なのでソックス、茶々、クロエは、この写真のキコのようなポーズで毎日爪を研いでいる。

マッサージチェアの合皮でガリガリ
茶々とクロエは時折マッサージチェアの合皮部分でツメとぎをする。布をかけてはいるのだが、2匹は布の下に潜り込んで遊ぶのが好きなのだ。困ったものである。
ま、いいか。と思っている。
猫の爪とぎによる被害は甚大なのだが、猫6匹と同居するのだから、そんなものだろうという感じである。
ただ、建具等がこのまま削れていくと生活するのにさすがに支障が出るわけで、これについてはなんらかの処置を取るつもりではいる。
それと、もしかするとソックスとクロエがあっさり爪切りOKをくれそうな予感がする。(彼らは肉球マッサージが好きなのだ。)期待大なのである。