水彩ブラシとタッチアップブラシ
エド、みかんと2匹を描いた後、しばらくお休みしていた猫画である。今回白黒ハチワレ猫のソックスを描いた。いつもの鉛筆ブラシではなく、水彩とタッチアップブラシを使ったら、ちょっと違う感じの絵になった。
プロクリエイトの使用方法は現在手探りで習得中。現時点での書き方の覚書のようなもので、順を追った書き方の記録ではない。
ソックスの肖像画
ソックスは黒毛と胸周りの白毛のコントラストが際立ち、好奇心いっぱいにキラキラしている瞳が印象的な猫。こうしてみると、もう少し毛並みの描きこみをした方が良さそうだ。

参考写真はコピーして数枚用意
この絵はテレビ画面を注視しているソックスの写真をもとにしている。画像をプロクリエイトに取り込み、レイヤーごと複写してずらして配置。下画像の中央が描き起こし用の写真。左右の二つは細かい描写時の参照資料用の写真

描き起こし用写真のレイヤーの透明度を下げてなぞる
書き起こし用の写真レイヤーの透明度を下げ、新規レイヤー上にあたりを描き込んで作業開始。
描写が進んで下の画像が見えなくなると、顔を描くときには右の参考写真。背中を描写する際には左に配置した参考写真を資料にする。

実はこの時、鉛筆ブラシでフィニッシュまで書き進むつもりだった。

でも、今回別の書き方を試してみたくなり、水彩ブラシとタッチアップブラシを使用した。
背景は水彩ブラシのウエットスポンジでポンポンと
下は、作業終了時のレイヤー構造。
「新規グループ」との表示があるが、プロクリエイトで絵を描いていると、いつの間にかこの表示が現れる。無意識にどこかを触ってグループ化しているらしい。特に支障がないのと、グループ解除の方法がわからないのでそのままにしている。
背景レイヤーは水彩ブラシの中にあるウェットスポンジを使った(と思う)。ブラシサイズを大きくして数回のタッチで描いた。色相・彩度・明度は後で変更できるので、無彩色(黒やグレー、白など)意外の色で描くようにしている。当初緑色だったものを最後にこの色に変更した。

塗りレイヤー
上に乗っている「ヒゲ」「タッチ」レイヤーを非表示にしている。「塗り」レイヤーには毛並みとヒゲ以外のものを置く予定だった。でも、レイヤー切り替えを間違えたみたいで毛並みの描写がチラホラ見える。

本来このレイヤーで行うはずだった作業は以下の4つ
1)毛皮の基本色(毛並み描写のベースになる)を置く・・・最初鉛筆ブラシを使用していたが、水彩の「ウェットスポンジ」と「ウォーターブリード」ブラシ併用に変更した。
2)目と鼻の描写・・・スケッチの「6B(鉛筆)」か「Procreateペンシル」のどちらかを使ったはず。
3)色境界のボカシ・・・指先ツール:やはりスケッチの「6B(鉛筆)」か「Procreateペンシル」を使用。
4)水彩ブラシで滲んだ輪郭の整え・・・・消しゴムツール:インキングの「シロップ」を使った。たまたま選択されていたのでなんとなく。くっきりした輪郭を持つブラシなので、背景との境目がくっきりしている。でも「タッチ」レイヤーで毛並みを描き込むから気にしないんだ。
タッチレイヤー:毛並みの描写が雑で自分もびっくり
「塗り」レイヤーを非表示にすると、「タッチ」レイヤーに書き込まれた毛並みが浮かび上がる。肩のあたりに一度描いた白毛を消しゴムツールで消した境界がくっきり見えている。雑さに驚く。でもこれも気にしない。「塗り」レイヤーの地色に紛れるからだ。
いくつかブラシを試している。右腕のワシャワシャとした黒い部分はオーガニックブラシの「クロテン」だと思う。すでに描いていた胸の白毛を一旦消した後、試してみたタッチアップブラシの中にある「細い髪」ブラシが思いのほかいい感じで、このブラシを見つけた後はほとんどの毛並み描写にこれを使った。
ここでもまた、本来「塗り」レイヤーに置きたかった鼻と、目のハイライトを間違えて描いてしまっている。

ヒゲはなぞるだけ。なんて楽チンなんだ〜!
最後に、楽しみにとっておいたヒゲを描き入れる。
「挿入されたイメージ」レイヤーと「ヒゲ」レイヤーのみ表示して、なぞるだけでいいんだ、なぞるだけで!それも何回描きなおしてもいいなんて夢のようだ。使ったブラシは確か・・・製図ペンだったような気がする。

ソックスの口ヒゲ(上唇毛)は左右とも白なんだけど、奥にある右のヒゲは濃いグレーにしている。白にするとヒゲだけ悪目立ちするし、写真のような明度にすると背景に同化してしまうと思ったのだ。
各ブラシはブラシサイズと不透明度の調整のみでカスタマイズはしていない。
とにかくこの調子であと3匹描かねば!