寝室の照明の電気配線を確認すべく、ヘッドライトとランタンを相棒に、イザ、登るぞ天井裏へ。
意気揚々と作業を開始したものの、思わず脱力する展開が・・・。
屋根裏への入り口は押入れの中にある
我が家は築40年以上経過している。このころ建てられた家の屋根裏への入り口は大抵押入れの天井なのだ。
我が家も天袋の一つの天井がベニヤ板を置いただけ。下から手で押し上げるとパカッと上がって、即、屋根裏となっている。
天井裏探検の相棒:ヘッドライトとランタン
暗い屋根裏で明るさを確保するための相棒を連れていく。
その一つが下のLEDヘッドライト。
防災グッズの一つとして準備していたものだ。
ヘッドライトは見たいところをピンポイントで照らすのに必須なのだ。
もう一つはランタン。
屋根裏全体をホワっと照らしてくれる。これも防災グッズの一つだ。
二つ灯りがあれば、どちらかが突然不調になっても、視界が失われることがない。
木造軸組工法(在来工法)の屋根裏である
設計図に沿って木材をあらかじめカットするプレカットがなかった時代の家だ。梁が丸太だったりする。
思ったより空間に高さがあり、梁を歩いて移動できるのは嬉しい。
天井は薄い板を吊ってあるだけなので、体重をかけると踏み抜いてしまうのだ。
昔の家なので、当然天井に断熱材は入っていない。
我が家が夏に暑く、冬に寒いわけである。
部屋の照明に続く電気配線に到達
下の画像のケーブルが、問題の部屋の照明につながるケーブル。この先の引っ掛けシーリングは新品に交換済みだ。
梁の反対側に回って、配線の接続部分を確認だ。
3芯ケーブル???もしかしてスイッチがある?
右から2本のケーブルが来ているが、上のケーブルが電源側、右の下のケーブルが照明につながる。
左に伸びるケーブルの先はおそらくコンセントだ。
で、ここで???となってしまった。
電源からくるケーブルに3芯(白、黒、赤の3本の線)が使われていて、そのうちの赤線が照明のケーブルに繋がれているのだ。
これは赤線のもう一方の先に、この照明用のスイッチがあることを指している。
ああ、嫌な予感がする・・・。
屋根裏から出て、スイッチを探す。
スイッチ?と探すと・・・。
ありました・・・。
住民から存在を全く忘れられていたスイッチが、廊下で見つけてもらえるのを待っていた。
で、このスイッチを入れると・・・・
部屋の照明がついた・・・。
おそらく、何かの拍子に無意識にこのスイッチを触って蛍光灯がつかなくなり、「壊れた!」と騒いだわけである。
ああ、余計な出費をしてしまった。
この完璧なる失念の原因を考えるに、
1)外開きドアの蝶番側で、ドアノブから遠い位置にあるため使いにくい。
2)使いにくいので、部屋の蛍光灯はいつもリモコン操作でON/OFFするのが日常となり、2年ほど誰もこのスイッチを使わなかった。
以上のようなことだろう。
なんてこったなのだ。
ペーパー電気工事士の憂鬱
電灯が点いて、めでたしめでたしなんだが、なんとなくモヤモヤ。その訳は・・・。
電気工事士の試験で刷り込まれた配線の色と違うから。
試験の模範解答では
1)電源から来た白、コンセントの白、引っ掛けシーリングの白の3本を結束
2)電源から来た黒、コンセントの黒の2本を結束
3)電源から来た赤(つまり、その先にあるスイッチの白につながる)、引っ掛けシーリングの黒の2本を結束
なのである。
上の写真は白黒逆の施工となっている。もしかして家全体の配線が白黒逆接続で統一されているのかな?
そうならば、引っ掛けシーリングの接続の白黒を逆転させた方が良いかな?いや触って感電するような露出部分はないし、電燈自体に接続の向きの指定もないんだから神経質にならなくても良いか?とか考えてしまう。
実技経験0のペーパー電気工事士は、ちょっとのことでオロオロするのである。