摘果してみるものだ。アポロ99グラム。

我が家のフェイジョアが豊作である。摘果したのが良かったのもしれない。房咲きする花の全てに人工授粉し、アポロは2個ずつ、クーリッジは1個に摘果した。

樹形は乱れ放題

アポロとクーリッジを1メートルほどの樹間をとって植えている。それぞれの枝が重なり合ってこんもりとした茂みに見える。一番高い枝の先が2.5メートルほどの高さ。細い枝が奔放に伸びている。

樹高2.5mほどのフェイジョアが2本
左がアポロ、右がクーリッジ:20240605撮影

時々邪魔な枝をカットするだけで、積極的な剪定はしていない。昨年は切ろうとした枝に、近隣県で絶滅危惧種指定のオオミノガ(ミノムシ)がくっついていて断念。そんな感じでフェイジョアと付き合っている。

地際の幹の直径は10センチに満たない。下画像はアポロ。クーリッジも同じくらい。

三又になったフェイジョアの枝
アポロの地際の幹。本当はこんなふうに三叉にしてはいけないらしい。:20241118撮影

クーリッジの花つきがよいのは毎年のことだが、今年はアポロの花つきがすこぶる良かった。

拳を丸めて突き出したようなコロコロした蕾は元気で可愛い。

フェイジョアの蕾
蕾が多すぎるが摘花せずに花を楽しむ:20240523撮影

花は艶やかな割には、離れるとあまり目立たない気がする。我が家ではすぐに受粉してしまうからか、花はすぐに落ちてしまう。

満開のフェイジョア
アポロ、クーリッジともに花つき良好:20240605撮影

果実が少し成長を始めた時点で、アポロは2つ、クーリッジは1つ残して摘果した。

幼い果実は色も形も葉によく似ていて、大きくなるまでほとんど目につかない。夏の間の写真が一枚もないのはそのためだと思う。秋が来て収穫時期が近くなるとぐんと肥大、いきなり果樹っぽくなる。

摘果が功を奏したのか、アポロのほとんどが卵大の大きさ。柔らかい枝が重みで垂れるほどの豊作。数は100個は軽くあると思う。

フェイジョア・アポロが豊作
フェイジョア・アポロ:20241110撮影

今年は加工に挑戦予定

10月30日にアポロがまず落下。

フェイジョア果実初落下
アポロの初落下は10月30日

2週間遅れて11月13日にクーリッジが初落下。下画像の真ん中にある小振りな果実がクーリッジ。

ボウルいっぱいのフェイジョア
中央の小ぶりな果実はクーリッジ:20241113撮影

ここのところ毎日ボウル1杯ほどの収穫が続くのでとても食べきれない。ご近所の方にお配りしてもまだまだ多い。

追熟待ちのフェイジョア
食べきれないものは冷凍やジャムにするつもり:20241116撮影

アポロの実が大きくなったのが嬉しくて、大きなものは体重測定をしている。今のところ81.5gが最大。
毎年大きさが安定しないクーリッジも、極端に小さなものは少ない。

フェイジョアアポロの果実81.5g
今年一番大きなアポロの実:20241118撮影

一気に追熟が進むと食べきれないので、大部分を冷蔵庫に入れて追熟を遅らせている。

11月20日現在、アポロの収穫がほぼ終わり、これからクーリッジが本格的に落下を始める。

ますますとても食べきれない。よって今年はジャムや果実酒に加工するつもりだ。

ジャムは果実の重さの30%の砂糖が我が家の定番。レモンも使おう。今年は幸いリスボンレモンが裏庭に30個ほどぶら下がっている。

フェイジョア酒は果実1キロに氷砂糖200g、ウォッカ1.8Lで作る。こちらも好みでレモン追加。

これは、作るしかないと思うのだ。

11月22日追記:アポロ記録更新、99グラム!

本日、99グラムのアポロを収穫。アポロの果実はあと数個しか残っていないので、これが今年最重量となる。

99グラムのフェイジョアアポロの果実
もうちょっとで100g!すごいぞアポロ:20221122撮影

500円玉とクーリッジ、99グラムアポロを並べると、こんな感じ。

500円玉とフェイジョアの実
クーリッジ36.5g、アポロ99g:20241122撮影

こうなると、来年100グラム超えを期待してしまう。今度はところどころ枝に1つに摘果してみよう。